技術だけじゃない「彩未」で学んだ「人間性」
いつか自分の店を持ちたいと札幌市内の飲食店で働いていた店主の小澤さん。そこで声を掛けられたのが、豊平区「麺屋 彩未(さいみ)」の店主・奥雅彦さんだった。「彩未」といえば、行列の絶えない人気店。奥さんは、味の完成度はもちろん、人柄のよさでラーメン店業界においても一目置かれた存在だ。その奥さんに見いだされたのがこの小澤さん。当時、小澤さんはラーメン店をやろうとは思ってもいなかったという。一度「彩未」を手伝わないかと話を聞いた後、奥さんが再び来てくれ、「そこまで言ってくれる人となら一緒に働きたい!」と「彩未」で働くことを決意した。「彩未」は、接客、回転のよさにも定評があり、技術だけでなく、厨房にいながら店全体を見ている視野の広さ、正確性など、奥さんの人間性にも影響された。2年前に期間限定のコラボ店を「彩未」代表として任され、「東京けいすけ×札幌さいみ」で、独立するまで経験を積んだ。昨年末、弱冠25歳で念願の自分の店を持ち、「何事も経験」と静かな闘志を燃やす。味はあくまでも「おざわ流」と、作り方も「彩未」とはまったく異なる一杯で勝負。「まさか自分がラーメン屋さんをやるとは思わなかった」という小澤さん。「あの時の出会いがなかったら、今の自分はいない」と当時を振り返った。
白い壁がさわやかな明るい雰囲気をもたらす店内。入口がガラス張りなので女性一人でも入りやすい






























