卵がラーメン界に与える可能性をイベントで探った!
おなじみの味玉はもちろん、G系ラーメンのトッピングで人気の生卵から冷やし中華の錦糸卵まで、ラーメンには欠かせない存在の卵。そんな卵の可能性を探るべく、ラーメンWalkerキッチンでは、この6月にブランド卵「ヨード卵・光」「茜美人」×埼玉・川島町の人気店「中華そば 四つ葉」とのコラボを実施!
ラーメンWalkerプロデューサー・松本佳汰はイベントを振り返り、こう語る。
「『ヨード卵・光』と『茜美人』をラーメンに選んだらどんな化学反応が生まれるのか、埼玉・川島町の人気店『中華そば 四つ葉』の岩本和人店主に特別に試していただきました。その結果、味玉でも生卵でもラーメンにぴったり! シンプルにラーメンの相棒として卵かけご飯にはもちろん、まぜそばのソースやつけ麺のつけダレにも発展し、ラーメンの可能性の広がりを実感しました。ラーメン界でも今後は、調理法や食べ方だけでなく、スープや麺などと同様に“どこで、誰が、どう育てた卵か”という点にもこだわる時代が来そうです」
そんな時代の変遷を見据えて、イベントでも使用したラーメンWalker注目の卵を解説!
ラーメンWalker注目の卵は「ヨード卵・光」と「茜美人」
イベント限定麺に登場した卵は、人気のブランド卵「ヨード卵・光」と「茜美人」。淡麗系、濃厚系の2種の限定ラーメンで、それぞれ味玉や生卵のトッピングを「ヨード卵・光」と「茜美人」から選ぶことができた。冷やし麺は、それぞれの厚焼き玉子を選択。
●ニワトリの食べるものから違う!「ヨード卵・光」
日ごろスーパーで見かけることも多い「ヨード卵・光」は、1976年の発売から来年で50周年を迎える日本初のブランド卵。品質と成分にこだわった専用飼料をニワトリに与えることで、必須ミネラルのヨードを豊富に含む卵が生み出される。開発当時から現在に至るまで味や品質の進化は続き、その結果コクは一般的な卵の3.5倍※も!
※(株)味香り戦略研究所調べ(一般的な卵の平均値との比較)
生でも半熟でも火を通しても、どんな調理法にも合う使い勝手のよさも「ヨード卵・光」の特徴だ。「中華そば 四つ葉」の岩本店主は「味玉や生卵などさまざまなスタイルでラーメンに合わせましたが、卵本来の味がしっかりと感じられるのが『ヨード卵・光』のよさだと感じました」と質の高さに太鼓判を押していた。
●ご飯にのせたくなるたまご!「茜美人」
一方の「茜美人」は、ご飯にのせたくなる卵として2018年に発売。食欲をそそる鮮やかな黄身の色のビジュアルが特徴的なだけでなく、味わいも素晴らしく、豊かなコク味がクセになる。卵かけご飯にはもちろん、ラーメンの生卵トッピングにもぴったり! 専門家により実施された卵かけご飯の官能評価でも高い評価を得ている。
「茜美人」は、なんといっても生で食べるのがおすすめ。「中華そば 四つ葉」とのコラボでは、生卵をトッピング。岩本店主は「割っただけで、そのビジュアルの美しさにテンションが上がります。味以外にも楽しませる要素が増えますね。味も濃厚で、スープの中で崩せば味変にも」と笑顔を見せた。
「ヨード卵・光」「茜美人」のおいしさの秘密に迫る!
●「ヨード卵・光」の特長とは?
飼料メーカーとして培ったノウハウが「ヨード卵・光」の開発の土台。千葉大学と連携し、20年以上の研究で白身魚の魚粉などを配合した専用飼料が開発された。これを与えることで、ニワトリの体内でヨードが自然な形で卵に移行する。全国各地に農場があって、徹底した管理で質を保っている。
(株)味香り戦略研究所による味覚センサーでの分析で、「苦味雑味」が一般的な卵の平均値の3.5倍※以上あることが判明している。卵に含まれる微量の苦味成分は、味にコクをもたらす要素。まったりした濃厚さや旨味は「ヨード卵・光」ならではのものなのだ!
●「茜美人」の特長とは?
「茜美人」は、卵黄カラーチャートで“14”以上という濃さに位置づけられ、コクや深みのある味わいが特長。トウモロコシやパプリカなどをバランスよく組み合わせた飼料をニワトリに与えることで、鮮やかな黄身色を実現している。ここでも配合飼料メーカーのノウハウが生かされているのだ!
専門家によって実施された卵かけご飯の官能評価では、ご飯との相性のよさが際立つ結果に! コク深さとその持続性、旨味・甘味だけでなく、キレのよさや臭みの少なさにおいても高評価を得ている。
卵にこだわって選ぶことで、ラーメンの可能性も広がるはず
こだわりの卵の存在は、今後のラーメン界にどんな変化をもたらすのか。松本プロデューサーの見解は?
「銘柄に注目することで、ラーメンに卵の産地や生産者という新たな物語が加わり、名脇役だった卵がよりラーメンの芯に近づく。卵がスープや麺と並ぶ“語れる素材”となり、おいしさだけでなくブランド力向上にもつながるはずです。さらに、スープとの相性で卵を変える“ペアリング”の考え方や、新ジャンルが生まれる可能性もありそうですね。生産者とのコラボによって地域性を出したり、食育の点での価値の創出など、卵にはラーメン界に新たな広がりをもたらすポテンシャルがたくさんあると感じます」
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