ラーメンWalkerキッチン2周年企画限定麺を内川選手と試食してきた!
「らぁ麺 すぎ本」の店主が「麻雀」テーマにした渾身の一杯を1日限定で提供! KADOKAWAサクラナイツとコラボ!!
“ラーメンの鬼”佐野実氏の「最後の弟子」としても知られる「らぁ麺 すぎ本」の杉本康介店主が1日限りのコラボラーメンを提供する機会が訪れる。なんと麻雀コラボのラーメンだという。
「ラーメンWalkerキッチン」で2周年イベント
「らぁ麺 すぎ本」の店主が「麻雀」コラボラーメンを手掛ける
舞台は埼玉・所沢にある「ラーメンWalkerキッチン」。ラーメンの名店の店主が入れ替わりでテーマにそったラーメンを提供する、日本初の店主ブッキング型店舗として2020年にオープン。今年11月で2周年を迎える。
これを記念して「夢の5Daysコラボレーション」を開催。11月3日~7日までの5日間、日替わりで有名店店主が“夢のコラボラーメン”を披露する。
コラボの内容がまさに夢。というかこんなコラボが実現するのかと驚かされる。例えば、ラーメン×世界的画家、ラーメン×ミュージシャン、ラーメン×マンガなど、ドリームマッチ的な異業種コラボを繰り広げるというのだ。その中の1日、11月6日には「ラーメン×麻雀」をテーマに「らぁ麺 すぎ本」の杉本店主が、KADOKAWAサクラナイツ 内川幸太郎選手とタッグを組み、この日だけの1杯を提供する。
「らぁ麺 すぎ本」については説明するまでもないだろう。2013年12月に東京鷺ノ宮にオープンし、2017年から2020年まで4年連続で「ミシュランガイド東京」でビブグルマンを獲得している。2020年8月に横浜市青葉台に移転し、今日にいたるまで連日行列ができる人気店だ。看板メニューは「醤油らぁ麺」「塩らぁ麺」。
「らぁ麺 すぎ本」の店主が作り出す麻雀コラボのラーメンとは? 試作をKADOKAWAサクラナイツ 内川選手が味わってブラッシュアップする現場を取材できる、貴重な機会を得たので駆けつけた。
競技麻雀KADOKAWAサクラナイツ 内川選手が試作を実食
麻雀プロリーグ戦「M.LEAGUE(Mリーグ)」で活躍しているKADOKAWAサクラナイツ 内川選手が「らぁ麺 すぎ本」に訪れた。
意外なコラボのように思えるが、もともと「らぁ麺 すぎ本」の店主はMリーグの配信を欠かさずチェックしているほどの競技麻雀ファン。推しは、KADOKAWAサクラナイツ。今回のコラボも、店主自らが「内川選手に会いたい」と周りに話していたこともあって実現したようだ。
取材の最中のエピソードだが、内川選手は「(同じくKADOKAWAサクラナイツの)堀選手は、麻雀は料理に似ているとインタビューで語っていますね」などと話していた。素材を見極め日々最高のラーメンをつくりあげる心持ちと、一局ごとの配牌で美しいゲームを展開する麻雀は重なる部分があるのかもしれない。
そんな内川選手は週に3回ほどラーメンを食べているラーメン好き。「らぁ麺 すぎ本」のことも鷺ノ宮時代から気にかけていて、今回が待望の初来店となる。
さて、お目見えした「マージャンラーメン(仮称)」は、「芝麻醤(チーマージャン)」を使ってマージャン×ラーメンを表現したというもの。なるほど、チーマージャンでマージャンなのだ! 具材も独特で、チャーシューなどは使用せず、豚肉、白菜を一緒に煮て、スープにその味がのるように仕立てている。なるほど、チーマージャンでマージャンなのだ!
「ラー油を入れると担々麺のようになってしまうけど、そうはしたくない」とこだわりを語った店主。既存のラーメンのジャンルには囚われない発想で、マージャンラーメンに取組んでいる。
なお「らぁ麺 すぎ本」では、通常、そのような新ジャンルのラーメンを期間限定で提供することは、まずない。
内川選手は「マージャンラーメン(仮称)」を食べて「おいしいです!」と一言。「クリーミーで、なおかつ唐辛子やゴマの風味もあって、一口ごとに違う印象で最後まで飽きることなく食べられました」と、ラーメン好きだけあって満足の笑顔で感想。また、「ちゃんぽんみたいなクリーミーな味なので、コショウをかけたくなるかもしれませんね」というアドバイスも。
アスキーグルメのナベコも「国士無双マージャンラーメン」を実食
取材陣も試作段階の「マージャンラーメン(仮称)」をいただくことができた。「らぁ麺すぎ本」では、「醤油らぁ麺」「塩らぁ麺」が看板メニュー。ゴマを主体としたメニューに取り組んだのは今回が初めてで、そして最後になる可能性もあり、非常に貴重だ。
白濁したスープに、豚肉や野菜の具材が加わり、さらにゴマと粉唐辛子が振りかかることで生まれる、色のコントラストの美しさに目を引かれた。
食べる前から、ゴマの芳醇な香りに食欲をかき立てられる。「塩らぁ麺」をベースにし、チーマージャンや、豚肉や野菜の具材を煮だしたスープごと加えたスープには“柚子”を隠し味として加えているとのことで、まろやかな香りの中にも爽やかな香気がわずかに感じられる。
ゴマの甘みやコクが利いたまろやかなスープ。豚や野菜の旨みも出ていて、滋味深い。上に振りかけられた粉唐辛子は刺激の控えめなものを使用しているというが、強すぎない辛さがアクセントとなる。
麺は平打ちの中太、やや縮れあり。なんと、通常のメニューの麺とは異なるもので、このために新しく作ったそうだ。スープの絡みがよく、いつもの麺より太いため、ゴマを使ったまろやかなスープと相性がいい。
アスキーグルメのナベコは試食して「豚肉の脂の旨み、ゴマの甘みが出ていてクリーミーで、食べていると身体の中がポカポカします。マージャンラーメンというと、麻雀に厳しい勝負の世界のイメージを持っていた、いかめしいものが出てくるという先入観による想像をしていましたが、優しい味わいで安心して食べられました。ちょっと長崎のちゃんぽんに近い印象もありますね。麺とスープの絡みがよく、全体のバランスがいいのはさすが! 柚子のさりげない柑橘の香りもうれしいです。スープがおいしくて最後まで飲みきっちゃいました」と感想。
「それにしても、マージャンラーメン、ゴマの香りが利いているけど担々麺とは明らかに違うし、今あるラーメンのジャンルでは語りきれないですよね。異業種とコラボがきっかけでラーメンの世界が広がっていくってスゴイことですね!」とも。
そうして完成したのは「国士無双マージャンラーメン」
食べられるのは11月6日のみ!
さて、我々が食べた「マージャンラーメン(仮称)」は試作段階のもの。内川選手が「マージャンが好きな人って、刺激を求める人が多い」と発言したことから、“刺激“要素のスパイスをさらに加えるなど改良を加えた。そして出来上がった完成形は、その名も「国士無双マージャンラーメン」。
スープは、「らぁ麺 すぎ本」の「塩らぁ麺」をベースに芝麻醤、柚子などを加えたゴマのスープ。麺は、「春よ恋」「きたほなみ」を使用した中太平打ち麺。濃厚なスープに合わせていつもより太いオリジナル麺を使用した。
スパイス、豚肉、野菜など13種類の具材を使用して、麻雀の“国士無双”にならっている。なお13の内訳は以下。
・スパイス(4種):唐辛子、ブラックペッパー、クミン、すりゴマ
・具材(9種):豚肉、白菜、江戸菜、九条ネギ、長ネギ、キャベツ、にんじん、もやし、なると
「らぁ麺 すぎ本」店主の感性と、KADOKAWAサクラナイツ 内川選手の棋士目線のアドバイスで完成した一杯。まさにラーメンと麻雀という特別なコラボで成し得た、奇跡的な一杯だ。「国士無双マージャンラーメン」を食べられるのは11月6日(日)の1日だけ。「らぁ麺 すぎ本」店舗ではなく、「ラーメンwalkerキッチン」での提供となる。
食べることで、配牌や牌の引きなどもよくなることが期待できるかもしれない、「国士無双マージャンラーメン」。ラーメン好きでなくとも、ぜひチェックされたし
※取材時には撮影時にのみマスクを外していただいた
「夢の5Daysコラボレーション」概要
■場所:ラーメンWalkerキッチン
■開催期間:11月3日~7日
■内容:
ラーメンの世界を飛び越えた、世界的画家、ミュージシャン、マンガ、麻雀とのコラボレーション、そしてラーメンファンなら見てみたい製麺所とのコラボレーションなど、ラーメンWalkerだからこその特別なラーメン体験を、超名店の店主様とともにお届け。期間中、すべて異なるコラボ企画で繰り広げる5日間。
■コラボ内容
・コラボその1:11/3(祝・木)×音楽 featuring 田中 貴(サニーデイ・サービス )
starring ラーメン凪 生田悟志 店主
・コラボその2:11/4(金)×アート featuring ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー(角川武蔵野ミュージアム )
starring チリトマラーメン THANK 田辺雄二 店主
・コラボその3:11/5(土)×マンガ featuring ラーメン大好き小泉さん/鳴見なる先生
starring ソラノイロ 宮崎千尋 店主
・コラボその4:11/6(日)×麻雀 featuring KADOKAWAサクラナイツ
starring らぁ麺 すぎ本 杉本康介 店主
・コラボその5:11/7(月)×製麺所 featuring 三河屋製麺
starring 麺屋ようすけ 田邉庸介 店主
■住所:
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン 2F
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