「カップヌードル カレー」誕生50周年記念:
懐かしすぎる! カップヌードル「スパイシーカレー」今となってはスパイシーじゃないかもだけど
「カップヌードル スパイシーカレー ビッグ」
日清食品
7月3日発売
271円(税別)
https://www.nissin.com/jp/news/11644
1980年代生まれにとっては懐かしい
ASCII編集部は還暦を迎えた人から20代まで幅広い人材が出入りしているため、「懐かしい!」と感じる基準もそれぞれです。「X68000か、懐かしいな〜」という人もいれば、「PS2か、懐かしいな〜」という人もいるわけです。
今回は、1986年生まれの筆者が「おお、懐かしい!」となったカップ麺をご紹介。
日清食品は「カップヌードル スパイシーカレー ビッグ」(271円、税抜)を7月3日から発売しています。
「カップヌードル カレー」誕生50周年を記念して、歴代バリエーションの中でナンバーワンの売上を記録したというカップヌードル スパイシーカレーがビッグサイズ(これまではレギュラーサイズで販売)で復活。
カップヌードル スパイシーカレーは、1994年にデビュー。2008年に復活、2011年にも再復活(と呼べばいいのか)を果たすなど、実はそれなりに復活しているメニューです。まあ、「カップヌードル ビッグ」としての登場は初めてらしいのですが。
ポークや野菜のうまみをベースに、20種類のスパイスを使用したカレースープは、ピリッとスパイシーな味わいが特長とのこと。具材には、謎肉、ポテト、ニンジン、ネギをトッピングしています。
筆者としても、幼い頃に食べて「いつものカレーとは、何かが違う!」と感じたカップヌードルであり、復活のニュースを見たときに嬉しくなってしまいました。
まあ、いくどか復活しているのですが、それはそれです。何度も何度も再結成する往年の名バンドだってそれなりにいるし。その都度、「本当にこれが最後なのかなあ」と思いながらライブのチケットを取っちゃうし。
調理(といっても、お湯を入れるだけですが)の際に気をつけるポイントとしては、スープが溶け残ることです。カップヌードル カレーはそういう傾向がありますが、これもその例に漏れず……。
上の写真だと「なんか具が少なくないですか?」と思われるかもしれませんが、麺の底に沈んでいるものも多いです。写真を撮ろうと箸を入れたら、溶け残りを見つけて「これはいかん」とよく書きまぜて、また写真を撮ろうと箸を入れたら溶け残りを見つけて……のループで具が埋没してしまいました。
今となってはスパイシーではないかもだけど
平成レトロな味わいだと思って
ポイントは20種類のスパイス……なのですが、まあ、そうはいっても1994年の基準のままです。いつものカレーよりちょっと刺激が違うかな、スパイスっぽい感じもあるかな〜ぐらいです。
今となっては、もっとスパイシーなカップ麺などいくらでもあるわけですが、30年ほど前はこれが“スパイシー”だったわけです。普通のカレーにちょっとスパイス入れてみました、ぐらいの雰囲気の刺激でしょうか。
辛さレベルは「1」だそうで、まあ、いつものカップヌードル カレーと同じぐらいといったところ。辛いのが苦手な人でも、過度に怯えることはありません。
麺は、カップヌードル カレーと同じようです。つまり通常のカップヌードルよりすこしだけ太いものが使われています。これもまた、カップヌードル カレーのバリエーションですよ〜という感じ。
謎肉、ポテト、ニンジン、ネギといった具材も、懐かしの商品の復刻ということで、むしろ安心感を覚えるラインナップといえます。カップヌードル カレーでおなじみの、刻まれた細かいタマネギも入っています。これがカップヌードル カレーの味の決め手だと思っているのですが、言及する人があまり多くない気がしますね。
「スパイスカレー」という概念も当たり前になった令和の時代では、「これ、そんなにスパイシーかしら?」と思うかもしれません。でも、1994年時代は、これがスパイシーだったんですよ。「お〜、いつものカレーと違うじゃん!」と感じたわけです。
そういうわけで、若い層からすると、いつものカップヌードルとそんなに変わらないよ……という位置付けになるかもしれません。まあ、そこも愛嬌というか、平成レトロなカップ麺だと思っていただければ。筆者と同世代や、上の世代の方にとっては、「あ〜、あったねこれ」と懐かしくなれる一杯かと。
モーダル小嶋
1986年生まれ。「アスキーグルメ」担当だが、それ以外も担当することがそれなりにある。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。よろしくお願い申し上げます。
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