ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。みなさん、今、世間を揺るがしている「特上 カップヌードル」をすでに食されましたか?
日清食品が「特上 カップヌードル」はカップヌードルの定番味を「特上」仕様にしたもの。9月11日から、「カップヌードル」の52回目の誕生日を記念した商品として登場しています。
実売価格およそ280円と、いつものカップヌードルよりちょっとだけ高いです。ですが数十円程度の差で「特上」のカップヌードルが食べられるなら、気になりますよね。
カップヌードル(ノーマル)、カレー、シーフード、チリトマトの4種に、それぞれワンランク上のスープと具材を使用。編集部のモーダル小嶋が、4種を食べた感想を紹介していますよ→[特上カップヌードル4種類食べ比べ 本当に“特上”と感じたのは?]
いずれも特上ですが、ナベコが一番感動したのは「特上 カップヌードル カレー」です。
特上 カップヌードル カレーは、ビーフのうまみとバターのコク、風味豊かなスパイスをきかせた濃厚なカレースープと、ホクホクとした食感の皮付きポテトを特長としています。別添えに、「特製薫り立つ後かけスパイス」がつきます。
お湯を注いで3分。蓋を開けてみて驚きました。この特上 カップヌードル カレー、お湯を注ぐ前の見た目から、いつもより粉末スープが多いようでした。実際、お湯を注いでも溶けておらず、いくばくか粉のまま残っていしまいました。
ここにさらに後がけの「特製薫り立つ後かけスパイス」をぶちこみます。
粉、粉、粉。言いかえると、スパイス、スパイス、スパイス。
ふ~ん。カレーにスパイスを後がけする「スパイスカレー」なるジャンルが話題ですが、まさかカップヌードル カレーよ、そちらの本格路線にいっちゃったの?……ちょっと不安が。
少し話が逸れちゃいますが、私は、無人島にカップヌードルを1種類だけ持っていけるとしたら、カップヌードル カレーを持っていきます。なぜなら、ご飯のおかずにもなるから、麺だけで一食、ご飯を炊いてスープをおかずにして、2食まかなえるからです。たぶん。
なにより、そういった極限の状態でも、カップヌードル カレー食べればがんばれちゃいそうだから。カレーライスのルーではない、かといってスープカレーとも言えない、カレー南蛮とも違う、カップヌードルならではの唯一無二のあの味は、いい意味でチープで、そこがおいしくてたまらないんですよね~!
なので、特上には興味があるけど、“本格路線”になるとそれはそれで困るんだよな~。……なんてことを心配してしまいました。
さて、粉末スープは、混ぜればきちんと溶け込んでくれて、見た目はいつものカップヌードル カレーに近くなって安心。
さて、いただいてみました。「……ぶ、ぶほお!!」
熱いスープがうっかり喉に直撃してきて、むせてしまいました。あ、あちゅい。
粉末スープが多いと、粘度が上がってどろみが増すため、温かさを閉じ込めるのでしょうね。めっちゃ熱かったです。 肝心の味は、むむむむ~!! スパイスがきいていて、やや“本格”よりになっているけど、カップヌードル カレーらしいジャンクさも残していて、心を鷲掴みにしてくるぞ!
うっかりすると「おいしい」「最高においしい」とレビューにならない言葉しか出てこないのですが、冷静に味わってみると、いつものカップヌードル カレーより、ちょっとだけ欧風カレーのようなテイストになっています。リリースに記載にあるように、バターのコクがきいているからでしょうね。
後かけスパイスの中身の詳細はわからないけど、おそらく、カルダモンやクミンといった、スパイスカレーに使われるようなスパイスが入っているのだと思います。
ですので、いつもより欧風コク深、まろやかで、さらに、いつもよりスパイスがきいています。それなのに本格化しすぎず、どういうわけかいつものカップヌードル カレーのベースが強く残っているため、めっちゃうまいのにジャンク味溢れる感じ。そう、最高なんです!
ほっこりしているじゃがいもは、最初のうちに食べると、カリカリとした食感が残っていて、お菓子のようでたまらない。
食べれば食べるほど、麺がスープを吸って“ずるみ”も増してきます。今の時期食べると、熱くて熱くて、汗ダラダラになってしまいました。願わくば、冬のシーズンにも食べたいので売り続けてほしい。
めっちゃうまかった~。できればレギュラーにしてほしいほど。カップヌードル カレーを愛する気持ちと、特上カップヌードル カレーを愛する気持ちは同列線上にあります。ノーマルも特上もどっちもうまい!
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