YouTuber としおの「おいしいラ飲み」 第8回

本場九州のおつまみと太宰府ラーメン!東京・祐天寺「博多ラーメン 琉」でラ飲み!

 どうも~、こんにちは。としおです。

 ラーメンYouTuberとして活動中の僕が「ラ飲み」をテーマにお届けするこちらの連載。そう、「ラ飲み」とは、ラーメン屋さんでお酒を飲むこと。これがねぇ、また良いんですよ。僕なりの楽しみ方をご紹介させて戴きます!

本場の九州ラーメンが東京で食べられる!おつまみも豊富な博多ラーメン  琉!

 東京都目黒区祐天寺。オシャレスポットも多いこの街で本場九州の太宰府ラーメンを提供する「博多ラーメン 琉」。元々は博多料理をメインに扱う居酒屋でしたが、2022年11月にラーメン店にリニューアルし、その美味しさが口コミで広がりつつある、個人的にも今年大注目しているお店です。

博多ラーメン 琉 外観

 店主の森田武志さんは福岡県太宰府市出身。調理師専門学校を卒業後、ハイアットホテルでフランス料理の道に。その後、町場のイタリアンを経て、ハイアット時代に一緒だった方から誘いを受け、福岡で飲食事業を営むONOグループに入社。そちらの本店(鶏料理屋)で料理長を務めるなど、九州時代は料理一筋だったそう。

博多ラーメン 琉 店主 森田武志さん

 「当時のONOグループがイケイケで、どんどん店舗増やしてて。それで、社長がラーメンやりたいって言ってラーメン屋も始めたんやけど、しばらくしたらラーメン屋をやってた社長が体調を崩しちゃって。それで、俺がやることになったんよ(笑)」と森田さん。時折混ざる福岡弁が心地良いです。

 「それでもね、独学やったんやけど、九州Walkerのラーメンランキングで4位までいったもんね」と笑います。

 その後、ラーメン屋は後輩に任せ、30歳の時に上京。3年間飲食のコンサルタント会社に勤めるも、色々あり離職されたそう。

「そのあとまた就職するのが面倒くさくてね(笑)。祐天寺で、今の店から一本裏のところで、小さい店を5年やって、今の場所に移ってきた。祐天寺でお店を始めてからもう15年になるね」

 なぜ、博多居酒屋からラーメン専門店にリニューアルしたのか聞いてみました。

「コロナになって夜営業できんくなってね。定食を出したりしてなんとか踏ん張ったんやけど、コロナが明けたら今度は夜のお客さんが戻ってこんくてね。これはヤバい、潰れると思って、もうどうせダメなら最後に自分の好きなラーメン屋をやろうと思ったんよ」

 現在、提供しているラーメンは、店主が地元にいる時から大好きだった「太宰府 八ちゃんラーメン」をイメージしたもの。それを自ら「太宰府ラーメン」名づけたそう。

 そのおいしさが徐々に口コミで広がり、現在は遠方からわざわざ食べに来るお客様も増えてきています。

 実際、僕も噂を聞きつけ食べに行きましたが、本当に美味しい!

 あまりにも美味しくて、すぐにYouTubeの取材もお願いしちゃったので、ぜひそちらもご覧ください。森田さんの拘りが随所に見られ、面白い内容に仕上がっています。

【関連動画】

崖っぷちから転身!ロック親父のワンオペ劇場!【博多ラーメン琉】

としお流、博多ラーメン 琉ラ飲み!

 さて、僕流の博多ラーメン琉でのオススメなラ飲みスタイルをご紹介します。

 やってきたのは土曜日の夜8時過ぎ。さて、今日は何を飲みましょう。

ドリンクメニュー

 とりあえずビールでしょってことで、瓶ビールを注文。生か瓶で若干悩むも、「赤星」の文字に惹かれちゃいました。

瓶ビール 中(赤星) 748円

 ゆっくりとグラスに注ぎ、ぐびぐびっ!

 「くーっ、うまい!」

 1日の疲れが吹き飛ぶおいしさ。これだからラ飲みはやめられません。

 「赤星」と呼ばれるこのサッポロラガービール。酒飲みの間で「赤星を置いている酒場は間違いない」と言われたりしますが、最近はラーメン屋さんでも置いているお店が増えていて、僕の中では「赤星を置いているラーメン屋は間違いない」と思い始めています(笑)

 さて、おつまみを考えましょう。

おつまみメニュー

 550円均一のおつまみメニューは日替わりだそう。

 THE博多な「かまぼこバター炒め」「博多ニラ玉子焼」、ラーメン屋らしい「炙りチャーシュー」、なんだかオシャレな「干し柿クリームチーズ」、赤提灯が似合う「赤ウインナー炒め」など、幅広いアプローチに心が揺さぶられます。

 「どれもうまそうだ……」

 やってきたのはこちら。

博多ニラ玉子焼 550円

 「ニラ玉ちゃん。今日は君に決めたよ」

 とろっとろ&ぷるんぷるんなビジュアル。すでに今日の勝ちは確定です。

 とろりと滑り落ちないよう気をつけながらそっと持ち上げて……パクり。

 「おおおお! これはうまいっ!」

 ちょっと中華っぽさも感じる濃いめの味付けがビールに合います! とろとろの玉子とシャキッとしたニラを合わせた食感も楽しく、ビールを持つ手が止まりません。

 祐天寺が似合うオシャレな店内で、本場の味そのままのニラ玉をいただく。なんだか不思議な感覚ですが、それがまた面白いです。

 ラーメンは基本の太宰府ラーメンのほか、マー油ラーメンや限定も。

 僕は熊本出身なので、熊本ラーメンに欠かせないマー油も気になりますが、ここではやはり太宰府ラーメンに。卵黄付きの特製ラーメンでいっちゃいましょう!

ハイボール 638円

ちゃっかりハイボールも追加。これまたニラ玉に合いますね~!

特製ラーメン 1045円

 そして、今日のメインディッシュ!特製ラーメンのお出ましです!

 たっぷりかかった背脂に美しき黄身。ビジュアルだけで堪りませんっ。

 スープを一口。

 「うおお! うまい! うますぎるっ!」

 豚骨のしっかりとした出汁感に甘みのある背脂がマッチして最高! 臭みのない豚骨スープはグビグビと飲んでしまいそうな味わいです。

 合わせる麺は菅野製麺所製の細麺。デフォで固め提供の麺は喉ごしが良く、クリーミーなスープとの絡みもバッチリ。唸ってしまうおいしさです。

 個人的には臭みのある博多ラーメンが好きだけど、こちらの臭くない太宰府ラーメンも良いなぁ。旨味がビシッとキマッていて癖になりそう。

 チャーシューは豚のバラ肉。薄切りですが、しっかりとした肉の味わいがあっておいしいです。やっぱり、細麺には薄切りのチャーシューが合いますね。

 少し食べ進め、後半になったらこれ。

大事にとっておいた黄身を

こう!

とろろろろ

 濃厚な黄身が口いっぱいに広がり、うまーい!!

 ちょっとスープが薄まっちゃうんじゃないかと思う方もいるかもですが、全然そんなことはなく、より重層的に旨味が広がります。

替え玉 165円

 替玉には細切れのチャーシューも付いてきました。これは嬉しいサービスですね~!

麺量もしっかり!

 ここからは卓上調味料も加えて味変していきます。

 コショー、ゴマ、スリゴマ、紅生姜のほか、柚子こしょうも!

 「けっこう合うんですよ」と言う森田さんの言葉通り、柚子こしょうも美味しい!

 定番のゴマやコショーももちろん合いますが、背脂の甘さがあるせいか、特に紅生姜がサッパリして合う! 麺量もけっこうありますが、ペロッと食べられちゃいました。

 いや~、おいしかった! また来ます!

 ということで、今回は博多ラーメン 琉さんをご紹介致しました。みなさんもぜひ、琉さんでラ飲みを楽しんでくださいね!

 それではまた次のコラムでお会いしましょう! バイバイっ!

現金での支払いはできませんのでご注意ください

【博多ラーメン琉】
東京都目黒区祐天寺2-4-3 バルト祐天寺 1F
営業時間:12:00〜14:30/18:00〜22:00(どちらも売り切れ次第終了)
定休日:木曜日/日曜日
公式X(Twitter): https://twitter.com/attbw00961

文/としお(YouTuber)

としお(

プロフィール
お酒大好き。おいしいもの大好き。ラーメン大好き。
家系ラーメン店を中心に食べ歩く、ほぼラーメンYouTuber。
食レポ以外にも、お店の仕込み風景や営業風景を取材するYouTube「としおのおいしいものチャンネル」を運営。
チャンネルの総再生回数は1000万回を超えた。

YouTube: https://youtube.com/@toshio1040
Twitter:https://twitter.com/toshiogami

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