ラーメンWalkerキッチン

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2021.11.12

ラーメンWalkerトークイベント Vol.1(2021/11/7)

日本を代表する人気実力店主たちによるトークイベント
〜We Love Ramen〜
『ラーメンの魅力と可能性』

日本を代表するスーパーバイザーをはじめとする実力店主、ゲストの方にご来店いただき、愛してやまないラーメンの魅力と可能性について語っていただきます。
トップランナーとして走り続ける店主ならではの味作りの秘訣や美学などファン必聴の内容が盛り沢山。ぜひご期待ください!


Vol.1 2021/11/7
出演(順不同)
岩本和人店主(中華そば四つ葉)、佐野しおり店主(支那そばや)、宮田朋幸店主(百麺)、田邉庸介店主(麺屋ようすけ)


新SV4名によるトーク(左から岩本店主、佐野店主、宮田店主、田邉店主)


ご参加いただいた皆様との記念撮影


各店主からのご挨拶

「四つ葉」岩本和人店主:以下岩本店主
はじめまして埼玉県川島町にある「中華そば四つ葉」の店主の岩本です。

「中華そば四つ葉」は素材の味をシンプルに、鶏を使ったメニューやはまぐりを使ったメニュー、お客さんが食べてもらってシンプルでわかりやすい味を提供しています。

今日はよろしくお願いします。

「支那そばや」佐野しおり店主:以下佐野店主
おはようございます。今日は朝早くからありがとうございます。
「支那そばや」代表の佐野しおりと申します。

佐野実が亡くなってちょうど7年半過ぎましたけども、創業しまして36年も経ちました。

7年目を歩んでいるところではあるのですが、幅広い層のお客様に食べていただくため、まず自分自身が納得するラーメンを作り、そしてお客様に喜んでもらえるようなものを作りたいっていうのがスタート当時からのポリシーとして歩んできました。

残念ながら早く亡くなりましたけども、寝る間を惜しんで、365日24時間寝言も全部ラーメンの事を話していたというくらい注ぎ込んでいた姿を見てきましたので、何とか守れるものならと思って今みんなとやってる最中でございます。

今回この場に呼んでいただきましたので、何をどうお役に立てるか分かりませんけど精一杯頑張らせていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。

「百麺」宮田朋幸店主:以下宮田店主
豚骨醤油ラーメンをやっております「百麺」の宮田です。

お店は独立してから18年位なんですけども、あの結構、昔ながらの匂いがキツめの豚骨醤油をやってます。

前回ここに出させていただいたときにもタリーズさんからクレームくるんじゃないかな思ってやってました(笑)。

豚骨醤油のいろんな可能性を見せていければと思っていますので、宜しくお願いします。

「麺屋ようすけ」田邉庸介店主:以下田邉店主
栃木県佐野市で佐野ラーメンをやっています「麺屋ようすけ」の田邉庸介と申します。

佐野ラーメンの特徴はですね、青竹手打ちと言う太い孟宗竹を使って足にかけて打つ、水分が多い麺が特徴です。

それに合わせるスープはあっさりコクのあるスープを合わせております。

見た目もチャーシューやなると、ほうれん草、メンマ、ネギと「ザ・ラーメン」の形なんですが、毎日でも食べられ、どこか懐かしいようなラーメンを提供しております。

「佐野さんと岩本さんとの接点は?」

佐野店主
岩本さんとは、食材などでお世話になっています。今回の美瑛産新麦や、鮭節等もそうです。

小麦に関しては、小麦業界の事情もあり、ようやく3年程前から美瑛産の新麦が使える様になり、それを彼が選んでくれて、美味しい麺を作って下さっています。

岩本店主
今回のラーメンは、4、5年くらい前に佐野さんと北海道の食材を巡るツアーに一緒に周らせてもらって、北海道の小麦畑を目にしたときに、こういうところで素晴らしい小麦ができてるんだというのを感じて、いつか自家製麺を作れるようにしたいなっていう想いはずっとありました。

今回、美瑛産の「春よ恋」の新麦と言う、ほんとに貴重な小麦を佐野さんから分けていただいたので、それをお客さんに本当の小麦のおいしさというか麺のおいしさを感じてもらえるように一生懸命打ったので楽しんで頂ければと思います。

(麺を打つにあたって)かなり緊張はしたんですけど、それ以上にやっぱりワクワクしている気持ちが強く、楽しんでできたと思うので、その想いを食べてる人に伝えられればいいなと思ってます。

「佐野さんを慕ってラーメンに取り組む店主が多い状況を見ていかがですか?」

佐野店主
いやそれはもうありがたくうれしい。

生きている時よりも語っていただいていると感じるし、生きているときは「怖い」と思ってらっしゃる方が多かったのか、亡くなってからのほうがむしろいろんなところでいろんな方にいろいろ語っていただいている。

佐野実が全て足で通った生産者と交流しながら、家族ぐるみでも皆さんとお付き合いさせてもらってるんですね。

その食材を使わせていただきながら、今回の小麦粉も全国で60軒位の方に使っていただいてるんですけど、皆さん本当に喜んでいただいている感が伝わってくる。

私はどうやったら「美瑛産の春よ恋」が手に入るのか、現地に行きJAと掛け合い、製粉会社とやり取りし、喧嘩もしながらやっと手に入れた小麦でした。

何とか叶えたかった!極上の小麦を使いたかった。

それが叶ったので「佐野実が成し得なかった夢」と(ポスターに)書かせていただきました。

そんな食材を皆さんが思いを込めて作って下さっている事が一番嬉しく、それぞれの店主さんの想いで発信いただければ、この上ない喜びです。

「宮田さんはまもなく18年を迎えますが、浮き沈みの激しいラーメン業界の中で振り返ってみていかがでしたでしょうか?」

宮田店主
振り返ってみて結構あっという間でしたね。

何年かは同じ状況でやっていたけどそれから後はお店を広げていって今に至る感じなんですけども、いやもうほんとにずっと突っ走ってきた感じだと思います。

これからもまだまだ走り続けますし、まだまだ負けないつもりです。

僕はもともとバンドをやっているんですね。今日もこのあと自分のバンドのライブがこれからあるんですけど(笑)

若いときからバンドやっていて、ライブで地方に行ったりするときに、ラーメンっていろんなとこで食べられてすごくおいしいですよね。

お金持ちじゃないけどグルメを語れるというか、そういうところからラーメンが好きになって。

アルバイトしながらずっとバンドやっていたんですけども、ラーメン屋さんで勤めてみたいなぁと。

お金もなかったんでまかないで食いっぱぐれもないし、そんなのがきっかけでラーメンはじめました。



「バンドマンからラーメン店主へ転身?激動のラーメン店主人生を振り返って」


「豚骨醤油にも多様性」

宮田店主
ずっと豚骨醤油1本でやってきたんですけども、豚骨醤油の新しい可能性、いろんなバリエーションも伝えていきたいなと。

「赤拉麺」という僕が店主になって1番最初に作った創作麺は、石垣島の石ラーという食べるラー油を使ったラーメン。ツテもなかったのですがどうしても使いたくて頼み込んで完成した思い出の一杯。

他に、「磯豚骨」という魚介をブレンドしたラーメンや、「豚骨背脂生姜」という全国のラーメン仲間と作った一杯なんかもあったり。

いろんな魅力を発信していければと思っていますので、ご期待ください。

「庸介さんはもともとプロゴルファーを目指してゴルフに打ち込まれていて、ティーチングプロからラーメン店主に転身されたのは?」

田邉店主
ティーチングのレッスンをやってたんですけども、そのレッスンのお客さんに、佐野ラーメンのお店の店主さんが来まして、年も近かったこともあって仲良くなりまして。

ゴルフで各地を回りますのでそこで各地のラーメンを食べるなど、ラーメンはもともと興味があった中で、佐野ラーメンのお誘いを受けて、私自身が佐野ラーメンにのめり込んでいきました。

弟子入りさせていただき、独立開業した、という流れになってます。



「ゴルフのティーチングプロからラーメン界へ!?佐野ラーメン愛を語る」


「佐野ラーメンの魅力は何でしょう?」

田邉店主
ラーメンが国民食になったのはこの形がスタートだったからかなとずっと思いながら佐野ラーメンを食べてきているので、親しみやすさであったり、毎日食べても飽きない、あっさりしたところだと思っていて、そういうところが佐野ラーメンの魅力かなと思います。

「岩本さんの実家はお寿司屋さんですが、どうしてラーメンを?」

岩本店主
やっぱりお寿司が苦手だったというのが一番の理由ですね(笑)。

昔から父親の働く姿をずっと見てたんで、職人としての憧れていうのはあったんで、そこからラーメンを始めて、今ラーメン業界に入って20年ぐらい経つんですけど、どんどんのめり込んでいったというか楽しいですね。



「実家は寿司屋?ラーメン店主になった理由は?新麦を使用した新作を語る」


「佐野実さんとしおりさんとの出会いについて」

佐野店主
出会いは福岡県久留米市のラーメンフェスタ。3回目か、4回目くらいの開催の時に縁がありました。

イベントの主催者の方とはもともと知り合いで、「何か手伝うことないですか?」と言うと、佐野を紹介され、3日間、佐野に付いてお世話させてもらったのが出会いです。

「初対面から素敵だなと惹かれたりはしたのでしょうか?」

佐野店主
初対面からいいなぁとかはないです(笑)。

また結婚したいなんてものは微塵もなかったです。

ただ、こんな誠実な人はいないなって3日間で感じた事は確かです。

1つの例を言いますと、皆で酒盛りをやってたんですが、その中で1番飲む人は佐野実で、私が横にいて皆さんの焼酎を作るんですが、1日100杯以上作りました。

焼酎がなくなると、スーッとグラスを取ってサーッと作り、スーッと置くんです。みなさんお喋りしてる中で佐野だけが「あ、ありがとう」と言うんですよね。

佐野実だけで3日間100杯以上は作りましたが、100回以上の「ありがとう」を言われました。

その時、なんて誠実で真面目な人だなぁと思ったのが最初の印象です。

「職人として佐野実さんの印象は?」

佐野店主
厨房に入ると誰も余計な会話や質問もしづらいくらいキレキレでした。

白衣を着た時点で雰囲気が変わっていたなと感じていました。

私自身、夫婦をやっていながら白衣姿を見るとオーラを感じていましたね。

また、喧嘩になると、自分が悪いと思っていても謝らないが、少しの事でも必ず「ありがとう」と言うんです。

そんな佐野を人として信頼できるなと毎日感じていました。



「ラーメンの鬼・佐野実と最初に会った時の印象とは?ラーメン職人としての圧倒的存在感」


「ファンの皆さんに最新情報を教えて下さい」

田邉店主
12月6日に新店舗オープンが控えてます。佐野のアウトレットの近くに2号店となりますのでそれにむけて頑張っているところです。

ラーメンWalkerでも全力を尽くしてやっていきますのでぜひお立ち寄りください。

宮田店主
働いている従業員の人たちを独立させようと思っていて、来年は店舗を出店していこうと思ってます。

今は独立しているのが2人いますので、その後を追う形で、その応援をしていこうと思っています。

佐野店主
今までのことを守っていくっていうことがもうどんなに大変かっていうのはみんなで感じてることではあるんですけど、守るために進化しなきゃいけないことも当然出てくるので、その辺の見極めを間違えないように、頑張っていきたいと思ってます。

また11月25日から2週間、定休日もありますが出店致します。

変わらず醤油らぁ麺を提供させていただきますが、今回は初の鶏・豚を使用します。

あと、限定で岩本さんにも使って頂いている鮭節を使用します。

この世に生まれて10年程しか経っていない鮭骨の厚削り、薄削りを使って、鮭出汁らぁ麺を提供させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

岩本店主
毎日毎日、今日から明日へ、しっかりと美味しいものを提供していくこと、まずは目の前のお客様のことを考えて、一杯一杯と丁寧に向き合っていきたいと思っています。

出演店主の最新情報は公式サイトでご確認ください

佐野しおり店主支那そばや)、岩本和人店主中華そば四つ葉)、田邉庸介店主麺屋ようすけ)、宮田朋幸店主百麺


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