
「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン(豚骨醤油)」
セブン-イレブン
6月12日発売
550円
https://www.sej.co.jp/i/item/06090638.html
セブンで食べられる二郎系(?)が進化したそうです
「コンビニのラーメンもバカにしたもんじゃない」といった感じで、最近は高く評価される商品が次々と登場していますが、代表格の一つがセブン-イレブンの「中華蕎麦とみ田監修豚ラーメン(豚骨醤油)」。その名の通り、千葉県松戸市「中華蕎麦とみ田」監修のラーメンです。

2019年1月に発売され、「ラーメン二郎」を思わせる外見と味(および、にんにくの香り)、そしてボリュームが評価を受け、ネットを中心に話題沸騰。各地で売り切れが続出するほどの人気でしたが、6月12日にめでたく再発売となりました。
パッケージには「麺がさらにおいしくなりました」とあります。Twitterでは中華蕎麦とみ田のアカウントが「今回は麺を改良致しました」とツイートしており、“麺”がリニューアルされていることがうかがえます。

レンジ加熱にかかる時間は、500Wで7分20秒、1500Wで2分20秒。加熱が終わると、たちまち立ち込める豚骨醤油と、強いにんにくの香り。背脂の雰囲気もわずかに感じられる、二郎系のそれです。二郎系のラーメン店内に漂うほどのものすごさではありませんが、凡百のチルドラーメンとは一線を画す匂いの強さがありますね。

コンビニのラーメンにしては、野菜(もやし・キャベツ)がたくさん入っているのがポイントでしょうか。チャーシューもそれなりに厚め+やわらかめで、この価格帯の具としては食べごたえアリ。この具の量も、人気を集めた要因といえるでしょう。

もやしとキャベツの量に対して、にんにくはそれほど多くないように見えます。しかし、匂いはけっこうなものですし、平均的なラーメンと比較すれば相当なので、油断してはいけません。スープに溶かしながら、味と香りの変化を楽しむアクセントにはピッタリです。
スープはあまり乳化(スープに使う豚を長時間煮込むと、動物由来のコラーゲンが加熱により変化したゼラチンが水と油脂を結びつけ、乳化します)していない、スッキリでかなり塩辛めな味。容器が特別に大きいわけではないので、スープ自体の量はそれほどではありませんが、麺と具材との割合を考えれば、ちょうどいい感じともいえます。スープをごくごく飲みたいとなると、すこし足りないかもしれませんが。
麺のもっちり感アップで独自の魅力が際立った

ポイントである麺は、相変わらずの極太です。もちもちっとした食感で、ラーメンというよりは、むしろ、うどんに近いかもしれません。筆者は改良前の商品も食べたことがありますが、確かにもっちり感が増していると感じました。ボキボキ・グミグミした固めの噛みごたえではないため、ラーメン二郎の愛好家からは、この麺のやわらかさが物足りない……とする向きもあるようです。
しかし、その食感が個性だと考えれば、もちもち感がアップしたことで、野菜のシャキシャキした食感とのハーモニーも楽しめますし、味の強いスープに合わさっても負けていません。多めの野菜、コンビニのチルド食品としてはレベルの高いスープと合わさることで、「これはこれでアリだな」と思わせてくれる仕上がり。ラーメンとしてのバランスがよいのですね。

ネットでは「ジェネリック二郎」などと呼ばれることもあったそうですが、ラーメン二郎(なにしろ店舗が多いので一概に「これが二郎の味」とは言い切れませんが)、あるいは「二郎系」と呼ばれるラーメン店で出てくる一杯に肉薄するクオリティーではありません。そこはさすがに、コンビニ食の限界があります。「二郎が家でも食べられる!」と思いすぎると、ちょっと物足りないかも。
しかし、あくまで独自の進化を遂げたコンビニのラーメンとして食べれば、にんにくがガツンと効いた豚骨醤油ラーメンとして、あなどれません。これはこれで、独自の魅力を持った一杯にまとまっています。麺が改良されたことで、その個性はより際立ったのではないでしょうか。
550円の価格に恥じないボリュームがあり、味のクオリティーも高い。それがセブン-イレブンで手軽に買えるのですから、かなりオススメです。ただ、学校や職場で食べるときは、匂いだけは気をつけてくださいね……。

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