寒さで旨味増す山形県産「親鳥」を甘辛ダレで煮込んでオン! 新庄市「新旬屋 本店」が放つ鶏ずくめの中華そば

 山形県内の人気ラーメン店の店主6人が「ラーメンWalker山形2026」(発売中)読者のために、「ラーメンWalkerスペシャル限定麺」を考案。1か月に1店、「地元愛」をテーマに工夫を凝らした一杯を披露してくれる。

 2025年のラストを飾るのは、ラーメンWalkerグランプリ山形2026で金賞に輝いた新庄市の人気店「新旬屋 本店」。山形県産親鳥の魅力を詰め込んだ醤油ラーメンを、2025年12月1日(月)〜29日(月)に届ける。

1日10杯限定! 鶏肉の歯応えと旨味が際立つ「親鳥の中華そば」

「親鳥の中華そば」(980円)

 新旬屋が店を構える新庄市のソウルフードといえば「とりもつラーメン」。新旬屋の名物はこのとりもつラーメンからインスピレーションを得た「金の鶏中華」で、代表の半田新也さんは鶏を使ったラーメンに並々ならぬ思いを抱き、今回の限定麺も鶏にゆかりのある一杯で勝負する。

 主役は、鶏は鶏でも山形県産親鳥。一般的な鶏肉に比べ、弾力ある歯応えと強い旨味が特徴だ。ちなみに山形県では親「鶏」ではなく親「鳥」の表記が浸透している。

 この親鳥を甘辛い醤油ダレで煮込み、喉越しのいいストレート麺の上にオン。中央に卵黄が鎮座し、ネギが散らしてある。鶏ガラ、丸鶏、豚骨ベースの醤油スープと相まって、和風の要素を感じるほっと落ち着く味わい。それでいて甘辛の醤油味が食欲をかきたてる。

甘辛い醤油ダレで煮込んだ山形県産親鳥

 一般的に鶏肉は、寒さ厳しい冬に旨味が増すといわれている。山形県産親鳥もしかり。半田さんは「コクが強く、独特の歯応えがいい親鳥の魅力を存分に楽しんでもらいたいので、具はあえて親鳥とネギでシンプルにしました」と語る。

 卵黄を潰して麺や具にからめたり、全体を混ぜ合わせたりすると、牛肉こそ使っていないもののすき焼きを彷彿とさせる味になり、寒い冬にぴったり。半田さんは「好きなタイミングで卵黄を潰してお楽しみください」と勧める。

「山形県のラーメンを全国にもっと広めたい」と静かに熱く語る半田さん

 半田さんは故郷の戸沢村で戸沢流冷麺の開発に携わった後、香川県にある製麺機の製造販売会社の社長に出会い、麺作りやラーメンの奥深さに魅了されてラーメン店の開業を決意。2006年、最上地域のラーメン激戦区ともいえる新庄市に「新旬屋 麺」を開業した。

 2018年に現在の場所に移転し、店名を「新旬屋 本店」に改名。看板メニューは、鶏のさまざまな部位を使った「金の鶏中華」。新庄市のご当地ラーメン「とりもつラーメン」からインスピレーションを得たオリジナルだ。半田さんは「新庄といえば、とりもつラーメン。でも、老舗と同じように王道のとりもつラーメンを作っても、うちのような新しい店は太刀打ちできないと思ったんです。そこで、とりもつラーメンを進化させたオリジナルで勝負することにしました」と誕生経緯を教えてくれた。

 近年はこの金の鶏中華を目当てに、県外から訪れる客が増えているという。しかし半田さんは「北海道や福岡に比べれば、山形のラーメンの知名度はまだまだ。もっと多くの人に知ってもらえるように、どんどん新しいことに挑戦します」と現状に甘んじない。

 12月に提供する限定麺「親鳥の中華そば」は「全国に山形をPRしたい」という思いもあり、地元食材に着目。気ぜわしい年の瀬に味わい、心身にエネルギーをチャージしよう。

県内外のラーメンイベントに積極的に出店し、ファン層は年々広がっている

JR新庄駅から徒歩3分。駐車場も完備し、アクセスしやすい

「ラーメンWalker山形2026」の購入・詳細はこちら

 今回の限定麺は、2025年11月よりスタートした「ラーメンWalker山形2026」(発売中)の購入読者だけが楽しめる「スペシャル限定麺」企画の一杯。山形県のラーメン界で名を馳せる名店&人気店の店主が、今回のテーマ“旬食材”を使った期間限定の一杯を考案。2026年4月までの6か月間に計6回開催する。「新旬屋 本店」の提供は12月1日(月)〜29日(月)。

 普段は楽しむことのできない限定麺を味わうためには、「ラーメンWalker山形2026」、もしくは掲載されている「スペシャル限定麺パス」が必須。忘れずに持参しよう!

【実施日】2025年12月1日(月)〜29日(月)の営業日。1日10杯限定

【新旬屋 本店】

住所:山形県新庄市沖の町3-20

電話:0233-23-4634

時間:10時30分〜14時30分※6時30分〜9時30分は「煮干中華蕎麦あらた」、16時30分〜20時は「極中華蕎麦ひろた」として営業

休み:火曜

席数:24席(カウンター10、テーブル14)

駐車場:11台(無料)

交通アクセス:JR新庄駅より徒歩3分

※最新情報は公式X、Instagram、facebook、HPでご確認ください

※限定麺を食べるには必ず「ラーメンWalker山形2026」、もしくは雑誌に掲載されている「スペシャル限定麺パス」が必要です。食券購入時または注文時に店舗スタッフに提示してください(1人1冊、電子版不可)

【ラーメンWalker山形2026/スペシャル限定麺スケジュール】

◉「一途一麺 來神」/2025年11月1日(土)〜3日(祝)、8日(土)・9日(日)、15日(土)・16日(日)、22日(土)〜24日(祝)、29日(土)・30日(日)※終了

◉「新旬屋 本店」/12月1日(月)~29日(月)の営業日

◉「いもせ食堂」/2026年1月2日(金)〜31日(土)の営業日

◉「めん処 鶴つる」/2月1日(日)〜28日(土)の営業日

◉「ワンタンの満月 酒田本店」/3月23日(月)~30日(月)の営業日

◉「麺屋 葵」/4月14日(火)~17日(金)、21日(火)~24日(金)

「ラーメンWalker山形2026」の購入・詳細はこちら

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

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