茨城の人気ラーメン店が「ラーメンWalker茨城2022」(発売中)の読者のために、限定麺を出す「プレミアム限定麺」シリーズ。「元気になれる一杯」をテーマに、6店舗がバトンをつなぎ、読者や地元を元気にする激レアな一杯を創作する。3回目となる2022年3月は、昨年ラーメンWalkerグランプリで殿堂入りを決めた「松屋製麺所」。地元の高級食材を使った、茨城LOVEな一杯を披露する。
【2022年3月3日(木)~6日(日)開催】鹿島灘の天然ハマグリの旨味がたっぷり!
「蛤中華そば」(1000円)。1日10杯限定
今回考案したのは、天然ハマグリを贅沢に使った「蛤中華そば」。茨城県の大洗沖に位置する鹿島灘の名産品を堪能できる一杯だ。
丸鶏がベースの鶏清湯(チンタン)を注文が入るたびに小鍋に移し、新鮮な天然ハマグリを加えてひと煮たち。ぐつぐつとしたスープの中でハマグリがぱっくり開けば、出来上がりだ。鹿島灘のハマグリは貴重な天然モノで高級品。「素材がよいので余計な手を加えず、シンプルに仕上げました。3月のハマグリは身が締まっていて、濃厚なダシが出るのでスープに最適です」と店主の川村能功さん。その言葉どおり、ひと口飲むと鶏のふくよかな味わいに、ハマグリの上品かつ力強いエキスが重なり、その旨味の余韻にうっとりさせられる。
そんなスープに合わせるのが、手もみの平打ち縮れ麺。製麺が本業なだけあって、こちらも秀逸。オリジナル小麦「松屋粉」に茨城産の「ユメシホウ」を配合していて、モチモチで強いコシがあり、小麦の豊かな風味と甘味を実感できる。
具の主役はスープと一緒に煮込んだ天然ハマグリ。まずその大きさに感動。肉厚な身はプリプリで、歯を押し返してくる弾力がたまらない。そして噛むほどにハマグリの深い味わいが口いっぱいに広がっていく。
店主の川村さんは東京の有名ラーメン店出身。そこは自家製麺に定評があり、製麺技術を磨くうちに、「製麺所を開きたい」という気持ちに変わっていった。そして2015年に地元・茨城に戻り、「松屋製麺所」を創業した。その場所は筑波山の登山口・筑波山口のすぐ目の前というのどかなロケーション。自然豊かな環境の中で麺作りに真摯に向き合っている。その過程で編み出したのが、手打ち式ミルフィーユ製法。うどん用など3種の製麺機を使い分け、生地を何度もこねては伸ばし、それを100層以上に重ねている。最初はふんわりとした口当たりだが、時間の経過と共にコシが出てモッチリへと変わる食感に驚かされる。
「製麺所」の屋号どおり、メインは麺の製造・販売。店内には常時10数種の麺を中心に、手作りのチャーシューやメンマなどが並ぶ。また、その一角に試食コーナーを設置。ラーメンを店内でも味わうことができ、いつも多くの客でにぎわっている。営業開始は7時で、イートインは13時ごろには終了してしまうので要注意。しかもプレミアム限定麺は1日10杯限定なので、必ず食べたい人は早起きして繰り出そう。
【実施日】2022年3月3日(木)~6日(日)。1日10杯限定
【松屋製麺所】
住所:茨城県つくば市沼田300
電話:029-896-5298
時間:7時~13時ごろ(麺の販売~17時)
休み:水曜
席数:10席(カウンターのみ)※禁煙
駐車場:4台(無料)
交通アクセス:つくばエクスプレスつくば駅より車でおよそ30分
※限定麺を食べるには必ず「ラーメンWalker茨城2022」が必要です。食券購入時または注文時に店舗スタッフに提示してください(1人1冊、電子版不可)
【ラーメンWalker茨城2022プレミアム限定麺参加店舗】
2021年12月「麺堂 稲葉 古河本店」(終了)、2022年2月「芛堂寺 ~いどうじ~」(終了)、3月「松屋製麺所」、5月「茨城豚そば 特龍本店」、6月「中華そば ひしお」、8月「中華そば 貴将」
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※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
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