東海エリアの人気ラーメン店が「ラーメンWalker東海2023」(発売中)の読者のために考案した、スペシャルコラボ企画「プレミアム限定麺」が始動中。参加店舗は、ラーメンWalkerのグランプリ受賞者や殿堂店など名店&人気店ぞろいの8店舗だ。今回のテーマは、「ソウルを感じる一杯」。“ソウル”の捉え方は自由で、独自のルーツや一度作りたかった味など、各店主が考えた個性あふれるメニューの数々が登場する。
2023年2月に開催する店舗は、三重・桑名市の人気店「らぁめん 登里勝(とりかつ)」だ。
【実施日:2023年2月3日(金)~28日(火)の平日昼のみ開催】
「甘鯛スープのらーめんに松前昆布をのせたえびのバッテラ寿司を添えて」(1650円)。※1日8杯限定
「らぁめん 登里勝」は、創業70年以上続いた老舗寿司店の三代目、丹羽伸材(にわ のぶき)さんが店主。寿司職人ならではの技を駆使し、魚介ダシが効いたラーメンで好評を得ている人気店が、プレミアム限定麺に初挑戦してくれた。
記念すべき初参戦の一杯は、ラーメンとサイドメニューのセットもの。甘鯛のアラで作る魚介の旨味満点スープは、ほんのりと香ばしさも感じる上品な味わい。コブじめしたエビの押し寿司を添えて、寿司職人魂も表現した。
「寿司職人ならではの一杯にしたかったので」と丹羽さんも語る通り、ソウルな食材は“魚”。甘鯛のアラを焼いて乾燥させた、自家製の焼き干しを使用する。スープにできるほどまとまって仕入れるのがなかなか難しく、採算度外視の一杯に。
かつては創業70年以上続く老舗寿司店だったが、自身で三代目となる丹羽さんのラーメン好きが高じ、2016年にラーメン専門店としてリニューアルした「らぁめん 登里勝」。
寿司店時代の技を生かした上品なスープと、もち小麦麺などの自家製麺、全国的にも有名な、名産品である桑名産ハマグリほか地場産素材を用いた、魚介ダシ香る一杯で好評を得ている。店主こだわりの醤油、繊細な味わいの塩に加え、桑名産ハマグリを使用した「はまぐりらーめん」が人気メニューだ。
「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」ビブグルマン掲載。2021年と2022年のラーメンWalkerグランプリにて三重総合1位を2年連続で獲得。2023年には殿堂入りも果たした。
「登里勝」のラーメン専門店への始まりは、まかないでも好評だった、丹羽さんの独学によるラーメン。「寿司は夜しか提供していなかったので、昼限定のラーメン店として二毛作営業を始めたのがきっかけでした」と教えてくれた。昼営業を始めてほどなく、“ラーメン店のレベルに匹敵する”と大勢の人から言われ、評判に。次第に多彩なテイストのメニュー、限定麺なども提供するようになったそうだ。その後、寿司店とラーメン店の両立が困難になり、「どちらかだけの営業にすると考えた際、どうしてもラーメンをやりたくて…、“ダメならやり直せばいい”くらいの気持ちだった」とラーメン店を選択。そんな重要な決意を、二代目の父親には相談せず事後報告したそうで、認めてもらえたのは、ミシュランガイド掲載ほか各メディアでの紹介を含め、人気店になってから。丹羽さん曰く「結果オーライになってよかった(笑)」という、豪快なエピソードも持つ。
【実施日:2023年2月3日(金)~28日(火)の平日昼のみ開催】1日8杯限定
【らぁめん 登里勝(とりかつ)】
住所:三重県桑名市京町39
電話:0594-22-1101
時間:11:30ごろ~14:00、18:00ごろ~21:00(LO)※スープがなくなり次第終了
休み:水曜、火曜の夜
席数:12席(カウンターのみ)※禁煙
駐車場:5台(無料)
交通アクセス:JR関西本線、近鉄名古屋線・養老鉄道桑名駅より車で5分
※限定麺を食べるには必ず「ラーメンWalker東海2023」が必要です。食券購入時または注文時に店舗スタッフに提示してください(1人1冊、電子版不可)
【ラーメンWalker東海2023プレミアム限定麺参加店舗】
2022年10月・11月「らぁ麺 飛鶏」、2022年11月「ニボチャチャ!!ラーメン あらき軒」、2022年11月「麺屋さくら」、2022年12月・2023年1月「麺屋 白神 本店」、2023年1月「鉢ノ葦葉」、2023年2月「らぁめん 登里勝」、2023年5~8月「らぁ麺 紫陽花」、2023年9月「麺乃はる」
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※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
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