九州ご当地ラーメンの中でも人気急増中、「佐賀ラーメン」の魅力をお伝えする本シリーズ。第4弾は、創業半世紀をゆうに超える店をはじめ、実力派の“老舗”のみをピックアップ。昭和、平成、令和と時代、世代を超えて愛されるシンプルなラーメンを堪能しよう。
一休軒 本店(佐賀市・若楠)
1955年から続くレジェンド店。現在73歳の大串高志さんが、煉瓦造りのかまどでラーメンを作る。佐賀で卵黄を入れた先駆け的な一杯。最後の一滴まで飲み干せるあっさり豚骨が特徴だ。「生たまご入」「ダブル」(麺、スープとも2倍)、「トリプル」を掲げたメニュー表からも、元来替え玉のない佐賀ラーメン文化を知ることができる。チャーシューを増量した「特製」は1200円。
【一休軒 本店】
住所:佐賀市若楠2-6-24
電話:0952-33-1688
時間:11:00〜15:00
休み:木曜・日曜
席数:14席(カウンター6、テーブル8)
駐車場:8台(無料)
交通アクセス:車=長崎自動車道佐賀大和 ICより約12分
テルテルラーメン(佐賀市・大財)
前身の食堂から数え約60年の歴史をもつ。重厚な羽釜を据えた厨房は隅々まで掃除が行き届き、道具がきっちりと整頓された様子からもラーメンが丁寧に作られていることがわかる。定番ラーメン600円と良コスパ。卵は「白身入り」「卵黄だけ」と注文時に伝えれば好みに対応してくれる。崩した黄身が中太ストレート麺にねっとりと絡みマイルドな味に。
【テルテルラーメン】
住所:佐賀市大財1-5-1
電話:0952-26-9628
時間:11:30〜14:00(LO)、18:00〜21:00(LO)
休み:水曜・日曜・祝日
席数:11席(カウンターのみ)
駐車場:なし
交通アクセス:車=長崎自動車道佐賀大和ICより約15分
駅前ラーメン ビッグワン(佐賀市・駅前中央)
JR佐賀駅前で、1983年の創業から愛されるラーメン店。熱伝導のよい羽釜、麺網には鹿島市「原金網店」製の平網を使うなど道具、製法も昔ながらにこだわる。職人の感覚が要となる羽釜炊きの継ぎ足しスープで、豚頭とゲンコツを炊き、濃度の異なるスープを絶妙にブレンド。「畑瀬食品」の麺を使用。麺は「泳がせたい」との思いから、大鍋で茹で、平網で湯切りを行う。屋号は野球界のレジェンド・王貞治氏に由来している。
【駅前ラーメン ビッグワン】
住所:佐賀市駅前中央1-13-16
電話:0952-30-8212
時間:11:00〜15:00、19:00〜22:00
休み:日曜(連休の場合は日曜営業で月曜休み)
席数:18席(カウンターのみ)
駐車場:なし
交通アクセス:JR佐賀駅すぐ
来久軒(武雄市・武雄町)
1975年創業、武雄を代表する豚骨ラーメンの名店。巨大な羽釜で豚頭を煮込んだスープは、素材がしっかりと乳化しているためきれいな”乳白色”をしている。白濁豚骨スープに卵黄が映える。10種以上の素材の旨味を溶け込ませたラーメンダレが旨さの要。おでん(¥100)と共に味わおう。武雄北方ICも近いので、ドライブ途中に寄りたい。
【来久軒】
住所:佐賀県武雄市武雄町武雄4190-2
電話:0954-22-2522
時間:11:00〜16:00、売り切れ次第終了
休み:月曜 (祝日の場合翌日)
席数:50席(カウンター6、テーブル28、座敷16)
駐車場:30台(無料)
交通アクセス:車=長崎自動車道武雄北方ICより約10分
丸幸ラーメンセンター(三養基郡・基山町)
通称“国道3号系ラーメン”のレジェンド。150席、駐車場200台を備える大型店で、昭和の時代からトラックドライバーも全国に評判を運んでいる。1杯540円の“安い、旨い、早い”ラーメンが根強い人気で、卓上に置かれた無料の紅生姜だけでなく、タクアンも入れて楽しむのが古くからの丸幸スタイル。生卵入りの「特製」は650円。
【丸幸ラーメンセンター】
住所:佐賀県三養基郡基山町小倉1642
電話:0942-92-2855
時間:9:00〜21:30(LO21:00)
休み:火曜(祝日の場合翌日)
席数:150席(テーブルのみ)
駐車場:200台(無料)
交通アクセス:車=長崎自動車道鳥栖ICより約10分
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