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1周年を迎えたガッツリ系の大人気店、11という数字に込められた熱い思いとは!? 自家製麺 No11(東京・大山)【ラーメン女子☆さーちゃんの ~イケ麺に恋して~】第11回

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 こんにちは! さーちゃんです。

 第11回目でこのお店を紹介できるのは単なる偶然か、いや運命に違いない……伝えたい事が多いので早速! こちら!

東武東上線・大山駅or下板橋駅から徒歩12分ほど、山手通り沿いに店を構える『自家製麺 No11(なんばーじゅういち)』

 板橋区にある『自家製麺 No11』さん。

 先日7月11日で1周年を迎えた二郎系ラーメンのお店。店主はジロリアン(二郎系が好きな人)で知らない人は居ないであろう“マサさん”こと木村さん(40歳)。

いつも笑顔で迎えてくれる木村店主

 2002年から17年間、『ラーメン富士丸 西新井大師店』で働いていたマサさんは、その人柄と職人技が生み出す美味しさでたくさんのお客さんから愛され続けていて、富士丸時代からのファンも多い。

 またラーメン店主さん達からの信頼も熱く、名物“笑顔中”の看板は前回取材した『スタミナ満点らーめん すず鬼』の店主すーさんが描いたそう。

プライベートでも仲の良い有名ラーメン店主たちと

営業中、店頭に掲げられるのは“笑顔中”の看板

 さて、私が気になったのは店名の由来。店主さんの名前や、ラーメンの味や特徴などを付けるお店が多い中、なぜ『No11』なのか聞いてみた。

「俺にとって11という数字は運命的なものがあって。まず学生時代にやってたサッカーがずっと11番でさ。11には『これからいくぞ! 闘うぞ!』っていう奮起の意味もあるらしくて、1からお店を始める俺の気合いも込めた感じかな」

 なるほど! カッコいい! とメモを取る私にマサさんの言葉は続く。

「あともう1つ。今から23年前の12月11日に、この場所の真向かいの高速道路で大切な友達が事故で亡くなったんだ。嫁の誕生日も12月11日、ラッキーナンバーも11で。ここの物件を見つけた時に運命的なものを感じて絶対ここでやろうと思った。友達も側で見守っててくれるかなって」

 最寄駅がない高速沿いの立地はとても好条件とは言わないが、マサさんがこの場所を選んだ理由と色々な『11』を背負って店を始めた決意に胸が熱くなる。

 そんな『自家製麺 No11』の一杯がこちら!

ナルトがチャームポイントの『ラーメン』

 見ただけでヨダレが止まらない〜!!!

 実は最近、新たに女性用の丼・トレー・レンゲを用意し、男女で使い分けているとのこと。透明なレンゲ(しかも二郎系で)はかなり珍しく、その可愛さにテンションも上がる。

「二郎系ってどうしても汚いイメージが強くて躊躇している女性もまだまだ多いと思うんだよね。だから俺は綺麗に&入りやすい空間を心がけてる。その結果かな? 最近は女性の割合も増えて、家族連れやカップルでの来店も結構あって嬉しいよ」

 実は私も二郎系デビューが富士丸で(しかも偶然マサさん卒業の日!笑)、コールも何も分からなくてビビりまくっていた私に優しく聞いて対応してくれたのがマサさんだったのだ。

 もちろんマシマシ希望の強者ジロリアンには、待ってました! の一杯を提供している。

ヤサイ・アブラをコールした一杯。常連さんには毎回少しずつ麺量を増やしているという噂も(笑)

 こだわりを持ちながら一人一人のニーズに合わせて作り、全員満足して帰ってもらう。これがオープン当時から今も行列が絶えない理由である。

大量の豚ガラや豚肉を炊き込み、旨味を抽出したスープ

「スープは作り方を日々変えていて、やっと自分らしさが見つかったかな。麺はエビちゃんに全部任してるんだよね。彼、麺の神だから(笑)」

『スープの神』と『麺の神』の最強タッグチーム

 写真右がエビちゃんこと海老原さん(48歳)。

 実は富士丸時代の常連さんで、マサさんとは出逢って14年ほどの仲だという。当時『ラーメン 凪』で働いていた海老原さんは、ちょうどマサさんが独立を決意したタイミングで凪を卒業。またまた運命的なものを感じ、よし! 一緒にやろう! という話に。

「麺は水、季節、温度のバランスなどですぐ変わってしまう敏感なものなので日々真剣勝負です。凪で麺作りを教わっている時に言われた『直接お客さんと関わらないからこそ誠実に生きなきゃいけない』という言葉が自分の中で刺さり、ずっと守り続けています。抜こうと思えばいくらでもサボれるけど、絶対に分かるしスープの神に失礼なので手は抜きたくないですね」

ゴワゴワした食感の極太縮れ麺をワシワシと頂く!

 マサさんにとって海老原さんは「真面目で丁寧な麺の神」、海老原さんにとってマサさんは「研ぎ澄まされた直感が光る野生児のスープの神」とそれぞれ分析。 お互いにないものを持っていて尊敬し合いながら二人三脚でお店を回す姿は、まるで夫婦のよう。

「本当にスープと麺は夫婦みたいなもんだよね。バランスが大切だし信頼関係がないと絶対に最高の一杯は完成しない。あ、実際のエビちゃんは彼女募集中なので候補者いたらお店に来てね〜!(笑)」

 マサさんの茶化しに照れながらも笑い合う神コンビにほっこり。 麺にエビ中(私立恵比寿中学)の音楽を聴かせてイキイキさせている! というほどアイドル好きな彼のハートを射抜く素敵な女性が居たらぜひ店舗へ。絶対に浮気せず生涯幸せにしてくれるタイプのイケ麺です。麺を真剣に作れる人ですから。間違いない。

 「こんな時だからこそ、みんなに笑顔で元気で居てほしい! 来店お待ちしてます!」 とキラキラな笑顔でメッセージをくれたマサさん。2人の神が作り出す一杯と接客はまさにパワースポット。あなたも訪れて感じてみては?

自家製麺 No11
東京都板橋区大山金井町14-12
03-3959-3811
営業時間:【月・水・木・金・土】18:00~24:00
【日】12:00~16:00
定休日:火曜・第2水曜

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくはお店の公式ツイッターをご確認ください。

華月 咲 Saki Kazuki

 モデル・イベントコンパニオンとして活動する傍ら、週4ペースでラーメンを食べ歩くラーメン女子。要町にある『中華そば 六感堂』で看板娘として働いていたことも。特に細麺が好き。

本人Twitter @sachan_0109
Instagram @ramenxgirl

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