元住吉「徳島NOODLEぱどる」の限定麺は、牛の旨味たっぷり詰まったラーメンだった!

2019年06月08日 20:38更新
Walkerplus編集部
神奈川のラーメンをけん引する若手店主10人が、2018年11月~2019年8月までの1年間、ひと月に1店舗ずつ「ラーメンWalker神奈川2019」読者のために限定麺を作り、バトンを繋ぐラリー企画。今年は「ラーメンWalker」10周年のお祝い仕様だが、その店で「やったことがないメニューにチャレンジする」というのもまた、一つのキーワードなのだ。6月の限定麺は、徳島出身の店主が営む「徳島NOODLEぱどる」が担当する。

<h2>豚骨じゃなくて牛骨! 淡麗にチャレンジ</h2>

「徳島ラーメン」という珍しい部分に目がいってしまうが、実は限定麺も果敢にチャレンジする実力店。まだ3年目というところもあり、これからが楽しみな店でもある。普段炊く豚骨は臭みがなく、店主の細やかな性格がよく現れた1杯である。そんな店が挑戦するのは「淡麗」。淡麗を得意とする店が豚骨を炊く、というチャレンジは今までもあったが、その逆もなかなか難しそう。そんなチャレンジ精神に満ちた一杯を求めて、行列ができた。残る開催日は、6月9日(日)、10日(月)の2日だ。

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「十牛(ジューシー)ローストビーフラーメン」(1,000円、1日限定20杯)。丼を顔に近づけると、フッと香る牛骨のスープ。ひと口スープを飲むと、まろやかながら力強い味わいだ。よく使われる鶏とも違う、芳醇な風味が抜ける。豚骨の扱いも丁寧な店主からも容易に想像できるほど、牛骨の処理の仕方が細やかなのが伝わるスープだ。臭みはないが、旨味は凝縮している。

麺をすすると、より小麦の味わいと相まって旨味は増してくる。トッピングに揚げチーズと、揚げたショウガ、トマトがトッピングされているのも特徴だ。揚げたチーズはよりコクを増し、ショウガはアクセントに、湯むきしたトマトはスープの油分をさっぱりとさせてくれる。どれがなくなっても、味わいのバランスは変わってしまいそう。

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チャーシューの代わりには、分厚く切った自家製ローストビーフ! 丼の半分は占めている。もう少し薄くてもいいんじゃないか、と思うほど豪華な一杯である。途中で味変をしながら夢中で食べ進め、満足感はかなりのものだった。1,000円という価格は、店主の心意気からだろう。

<h2>食べられる残りは、6月9日(日)、10日(月)の2日!</h2>

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元住吉の「ブレーメン通り」を一本入ったところにある、「徳島NOODLEぱどる」。20杯という杯数もあり、4日開催のうち2日目の土曜は開店前から売り切れていた。筆者が並んだのは午前10時30分。その時点で16人待ちという状況だった。初日は平日ということもあったが、昼過ぎには売切れたという。これから目指していく人は、参考にしてほしい。必ず「ラーメンWalker神奈川2019」を持参しよう。住宅街なので、周囲に迷惑にならないように配慮を!

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【ラーメンデータ】<麺>中細/角(130g) <スープ>タレ:醤油 <仕上油>鶏油 【種類】丸鶏・牛骨

【徳島NOODLEぱどる】住所:神奈川県川崎市中原区木月3-13-30 電話:044-750-8449 時間:11:00?15:00、18:00?23:00(LO22:30)、日曜・連休最終日:11:00~15:00、17:00~21:00(LO20:45) 休み:水曜・第1火曜 席数:8席(カウンターのみ)※禁煙 駐車場:なし アクセス:東急東横線元住吉駅西口より徒歩7分

※限定麺を食べるには必ず「ラーメンWalker神奈川2019」が必要です(1人1冊、電子版不可)。

【ラーメンWalker神奈川2019】限定麺ラリー参加店舗(18年11月)ナルトもメンマもないけれど。、(18年12月)想?SOU?、(19年1月)53's Noodle、(19年2月)麺や でこ、(19年3月)らーめんshigetomi、(19年4月)味噌ラーメン 雪ぐに、(19年5月)うまいヨゆうちゃんラーメン、(19年6月)徳島NOODLE ぱどる、(18年7月)拉麺大公、(19年8月)麺屋BISQ 

【取材・文=濱口真由美】

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