ラーメンWalker福島が選ぶ! 白河のラーメン街道・国道289号線の名店5選

2019年11月29日 00:00更新
Walkerplus編集部
福島県を東西に貫く国道289号線。その中でも特に激戦区の白河市や西郷村エリアは、一大ラーメン街道となっている。注目の店を5つセレクトしてみた。〈※情報は発売中の「ラーメンWalker福島2020」より〉

<h2>探究心ゆえ使う鶏は7種にも「手打ち中華 よしだ」</h2>

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手打ち中華 よしだの「チャーシューワンタンメン」

18年10月にオープンした「手打ち中華 よしだ」(白河市関辺上ノ原3-7)は、ラーメン店開業の夢を捨てきれない地元出身の店主が、持ち前の探究心を武器に、修業を経たのち独学で自己の味を完成させた。「理想のスープを追求し、気付けば増えていた」という鶏ガラは7種も使用。豚骨を加え弱火で6時間煮込み、コクと甘味に優れた黄金のスープができ上がる。

「チャーシューワンタンメン」(980円)は手作りの特製ワンタンに加え、モモ肉と肩ロースのチャーシュー入りでボリューム十分。歯応え抜群のチャーシューは炭火でキツネ色に炙って醤油で煮込むが、程よい濃さが絶妙だ。

<h2>21年ぶりに復活!「白河手打中華そば えびまさ」</h2>

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21年ぶりに復活オープン! 白河手打中華そば えびまさの「手打中華そば」

19年1月に再オープンした、西郷村の「白河手打中華そば えびまさ」(西白河郡西郷村大字真船字壱里塚1)はかつて、「とら食堂」で修業した店主が営む正統派白河ラーメンの人気店だった。だが1998年に店主が亡くなり閉店。先代の長男である海老名正太さんが「いつか、自分の手で父の店を復活させたい」と亡き父の弟子である「たいち」で2年間修業し、なんと21年の時を経て復活させた。

看板は「手打中華そば」(680円)。6種の鶏ガラに2種の豚骨を加えたスープは、鶏の風味と甘味を感じさせつつも、全体的にすっきりめに仕上げている。「見た目をもう少し薄い色にしたい」と、さらに改良していくという。

<h2>独学で挑んだ白河ラーメンも今や王道に「火風鼎」</h2>

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火風鼎の「手打チャーシューメン」

「火風鼎(かふうてい)」(白河市鬼越44-16)は白河で“とら系”と二枚看板を張る名店。独自の研究を重ねたどり着いたラーメンは、まず薫製の香り豊かなチャーシューが衝撃だ。加えて“ボコボコ”と評する人もいる個性的な麺が絶品。「完成された味を毎日変わらず提供するのが大切」と、早朝から丁寧に手打ちする。

「手打チャーシューメン」(968円)は、豚骨・鶏ガラのスープに地元の醤油と千葉県産の濃口醤油を合わせている。あっさり風味の中にコクが潜み、娘さんが仕込みを担当するスモーキーなチャーシューとも相性抜群だ。

<h2>受け継いだ父の技を見事に昇華「二代目 いまの家」</h2>

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二代目 いまの家の「二代目ラーメン(しょうゆ味)」

続いて「二代目 いまの家」(西白河郡西郷村大字赤字西原105-3)。父親である先代の技術を引き継いだ店主が、「いまの家分店」(いわき市)での修業などを経て、独自に進化させた二代目ラーメンを完成させた。看板の本格白河ラーメンに加え、魚介系ダブルスープの支那そばやピリ辛の味噌ラーメンもファンの評価はかなり高い。

「二代目ラーメン(しょうゆ味)」(950円)は、会津地鶏、薩摩地鶏、伊達鶏、博多鶏など5種類の丸鶏・鶏ガラから取った鶏尽くしのスープが特徴で、鶏の旨味とコクが存分に味わえる。5時間もかけてすべてを手作業で作るという手打ち麺とも相性抜群。

<h2>店主と女将がその腕を競う「手打中華 すずき」</h2>

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手打中華 すずきの「手打ワンタンメン」

「手打中華 すずき」(白河市瀬戸原4-9)は手打ちワンタンメンが名物。店主がコシの強い麺を打ち、女将が絹のように優しいワンタンを打つ。宮崎地鶏のガラと那須郡司牧場の豚を使ったスープが絡むと、麺とワンタン双方の食感の違いが強調されてまさに絶品。炭火で炙ったチャーシューも美味だ。

「手打ワンタンメン」(1,200円)は、ゴツゴツの厚い部分とヒラヒラした薄い部分とが同居する手打ち麺が個性的。雲を飲むような食感の柔らかなワンタンとの調和が見事。挽き肉の胡椒もパンチが効いている。

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