「ラーメンWalker北海道グランプリ」発表!ついに殿堂入りを果たした名店とは?

2019年12月11日 00:00更新
Walkerplus編集部
毎年恒例の、北海道で一番旨いラーメン店をガチで決める「ラーメンWalkerグランプリ」。 今回、ついにあの名店がトップフィニッシュで殿堂店入りを果たす結果に!トップ3を飾った人気店を一挙紹介する。<※情報はラーメンWalker北海道2020より>

<h2>総合部門3位:「旭川ラーメン蜂屋本店」(旭川市)</h2>

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ベスト3にランクインの名店で「客の9割がオーダーする」という看板メニュー

1947(昭和22)年の創業当時と変わらぬ味を守り続ける、旭川醤油ラーメンの元祖と言うべき「蜂屋」が6年ぶりにベスト3に!旭川ラーメンの代名詞であるダブルスープは、豚骨とアジの乾物をそのまま使ったあっさり系。アジの乾物を粗く砕いて煮込むことで、味わいがより深まる。仕上げに香味油としてひと振りされる自家製焦がし背脂もクセになる味わいだ。

看板メニューの「しょうゆラーメン」(750円)は、客の9割がオーダーするほどの人気。ダブルスープに芳醇な香りが立つ醤油を合わせており、自家製の焦がし背脂をプラスすることでコクが生まれている。

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70年の味を受け継ぐ店主・加藤直純さん

「一貫して味は変えずにきているのに、若い人や外国人客も増えています」と語るのは、店主の加藤直純さん。「久しぶりに上位に返り咲けてうれしいです」と喜びのコメントを寄せた。

<旭川ラーメン蜂屋本店 住所:旭川市3条通15左8 / 時間:10:00〜15:30(LO) / 休み:水曜>

<h2>総合部門2位:「中華そばカリフォルニア」(札幌市)</h2>

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煮干しが際立つ至極の中華そば

人気メニューの一つ「塩 煮干しそば」(580円)はスープに特徴あり。シンプルな見た目とは裏腹に、煮干しの味わいが驚くほどダイレクトに伝わってくる。黄金色の澄んだスープは、味わいに雑味がなくどこかほっとできる。チャーシューはメニューによって、肩ロースを低温調理したものなど3種を使用する。

店名にラーメンではなく「中華そば」と銘打つのは、従来のラーメンとは一線を画しているから。一般的な日本そばのカエシの作り方と、中華そばカリフォルニアのタレの作り方がほとんど同じであり、日本そばを中華風にアレンジして香味油を入れている。そこには「日本そばのようにお客様にいつでも飽きずに食べてもらいたい」という店主の湯藤さんのラーメン作りに対する思いが込められている。一方、店名にある「カルフォルニア」については「アメリカが好きで適当に付けたんですよ」と笑顔を見せた。

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こちらも人気の「塩にぼし チャーシュー 肉わんたんそば」

「塩 煮干しそば」のほか、おすすめしたいのは「塩にぼし チャーシュー肉わんたんそば」(880円)。肉ワンタンは北海道産の豚の赤肉と脂を5対5の割合でブレンドし、醤油、紹興酒、塩などで味付けしている。1個24グラムというボリュームも大満足だ。

<中華そばカリフォルニア 住所:札幌市白石区菊水3-4-4-6 ビバ菊水 / 時間:11:20〜15:00(LO14:40)、18:00〜21:40(LO21:20)※土曜は11:15〜15:00(LO14:50)、日曜・祝日は11:15〜18:30(LO18:20) / 休み:金曜>

<h2>総合部門1位:「麺処まるはBEYOND」(札幌市)</h2>

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動物系スープ×魚介スープが生み出す旨味の重なる繊細な味わい

昨年は惜しくも2位だったが今回1位に返り咲き、同時に殿堂店入りを果たした。人気の秘密は、動物系と魚介を合わせた旨味の詰まったダブルスープ。看板メニューの「中華そば醤油」(800円)は、豚骨、鶏ガラ、タマネギや生姜、ニンニクなどの香味野菜から取った清湯(チンタン)スープに、サンマなど3種類の煮干しの旨味が詰まった魚介スープを合わせた一杯。チャーシューもスープと一緒に炊くことで、旨味を逃さない。京都「麺屋 棣鄂(ていがく)」の中細麺との相性も抜群!

このほか、自家製ラー油や麻辣醤、豆板醤、山椒などを加えたビリビリとしびれる辛さが人気の「辛い背脂みそ」(900円)や「つけそば」(850円)など、メニューの豊富さも多くの人に愛されている理由の一つだ。

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店主の長谷川凌真さん(右)と店長の佐藤遼一さん(左)

麺処まるはBEYOND」は2013年にオープン。店主・長谷川凌真さんの父が経営していたラーメン店「麺処まるは」を超えるという意味を込めて名付けられた。現在は佐藤さんが店長を務め、長谷川さんは店主として時折店に立っている。2017年には札幌市南区に姉妹店「麺処まるはRISE」もオープンし、ファンを拡大中だ。

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清湯スープと味噌の相性が抜群の「辛い背脂みそ」も人気メニュー

同店は2019年1月からラーメンを大幅リニューアル。従来は動物系スープには豚骨、魚介スープにはカタクチイワシを使用していたが、それぞれに鶏と香味野菜、サンマとサバ節を新しく追加。より深みのあるスープへと生まれ変わった。そのほか、麺も卵不使用のものに変更。肩ロースと豚バラのチャーシューも、スープと一緒に長時間炊くことでホロホロと柔らかい食感のものへと一新。これまでの味を踏襲しつつも改良を続け、より高みを目指す「麺処まるはBEYOND」に今後も注目だ!

<麺処まるはBEYOND 住所:札幌市豊平区中の島1-3-7-8 / 時間:11:00〜15:00(LO)、17:00〜21:00(LO20:45)、土日祝11:00〜20:00(LO) / 休み:火曜、第3水曜>

今年の1位は「麺処まるはBEYOND」。まだ訪れたことがない人はぜひ足を運んでみよう。このほかにも「ラーメンWalker北海道2020」にはさまざまなラーメン店を掲載中。雑誌片手に店を訪れてみてはいかがだろうか。

※表記価格は消費税8%時の税込価格となります。2019年12月現在、消費税率が10%に変更され、税込価格が変更となっておりますのでご注意ください。

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