
ラーメンの新聖地でラーメン漫画を読んでみた!
国民食・ラーメンの人気に今のところ陰りは見えない。当然ながらラーメンを題材にした漫画の人気も衰えを知らない。先日このコーナーで紹介した**テイクアウトラーメン&ラーメン漫画**についても大きな反響をいただいた。
ということで今回もラーメンとそれにまつわる漫画を紹介していきたいと思っているのだが、お得感No.1の電子コミックサービス「まんが王国」で配信されている『ラーメン発見伝』『らーめん才遊記』『らーめん再遊記』を読み込んでいて気づいてしまったことがある。
じつは最近、これらの作品内で語られたり登場した展開やネタを(偶然)実現してしまった店舗が爆誕していたのである!
その店舗の名は「ラーメンWalkerキッチン」。2020年11月6日にグランドオープンした「ところざわサクラタウン」内で営業しているギミックたっぷりの新施設だ。まるで漫画のようなイベントをリアルに開催する常識外れ具合で人気は上々。『発見伝』から続く一連のシリーズに登場する人気キャラ・ラーメンハゲこと芹沢達也のようなラーメン馬鹿が集うと聞き、ラーメンには一家言ある筆者も足を運んでみた。結論から言うと、ここは必見(必喰?)だ。

日替わりで有名店の極上ラーメンが食べられる
そんな漫画みたいなお店なんて……あった!
ラーメンWalkerキッチンは、日本各地の有名ラーメン店が随時入れ替わりで出店する「ライブハウス型」の店舗だ。設備が整った店舗に有名ラーメン店の店主をブッキングするといえばわかりやすいだろうか。基本的に店舗に変化はなく、提供する店主と提供されるラーメンがどんどん変わっていく。
また、週末など折々でほかのラーメン店とコラボしたラーメンが提供されるようなイベントも発生するなど、まさに見逃せない“ラーメン劇場”が展開されるのだ。
じつは『ラーメン発見伝』および『らーめん才遊記』でも、有名店が出展するテーマパークやフェアが登場する。才遊記では、なぜかテーマパークで苦戦してしまう老舗を立て直すために悪戦苦闘する主人公たちの姿が描かれる。エピソード内でラーメンハゲが解説する老舗苦戦の理由は、ラーメンファンなら「それな!」とうなづくこと間違いなし。そして天才料理人でもある主人公が打ち出す解決策も「そうきましたか(笑)」とニンマリできるクレバーな内容。ラーメン大好き人間たちのツボを心得ている漫画なのだ。


期間限定の特設イベント会場にて地方の有名ラーメン店が同時出店することや、「ラーメン博物館」のように複数の店舗が集結するような施設はあるが、1つの固定された店舗に入れ替わりで有名店が限定出店するラーメンWalkerキッチンのような施設は全国的にも珍しい、稀有な存在といえるだろう。2020年11月6日から15日まで開催された「オープニングウィーク」では、日替わりで超有名店舗が極上のラーメンを提供し、そのイベント性を大いにアピールした。
こうした**「全国の人気ラーメン店が限定出店する施設」「人気ラーメン店の店主が日替わりで登場して毎日異なるラーメンが食べられる店舗」と言えば、『ラーメン発見伝』『らーめん才遊記』にも登場**する。

特に、才遊記の最終巻に登場した、365日日替わりラーメンを提供する「麺屋なでしこ」は、ここに至る11巻分の主人公の活躍と友情が詰まっている夢のオールスター店とでも言うべきもので、第1巻から読み続けた読者には感慨深いものがある。
『ラーメン発見伝』『らーめん才遊記』で紹介されているこれらの店舗イメージは、まさにラーメンWalkerキッチンが体現しているわけだ。

漫画でも困難だった1000円超えに現実で挑戦!
美味いラーメンは“壁”を超越する
ラーメンが大きな人気を博し、店舗が増えその味も多岐にわたるにつれて何度となく話題に上がってきたのが「ラーメン1000円の壁問題」だ。『らーめん才遊記』でもラーメンハゲが語っているが、もともとラーメンは安い素材を使って素早く提供されるリーズナブルな食べ物という印象が強い。
しかし、良い素材を使ってより美味しいラーメンを提供したい、さらに店舗イメージもラーメンの味に沿ったものに……というようなムーブメントが大きくなるほど、ラーメン1杯のコストは高くなる。それでも1杯で1000円を超えるラーメンの継続提供は厳しいとされてきた。“安い国民食”という古いイメージを持ち続けるお客が1000円超えのラーメンを受け付けにくいためだ。それが「ラーメン1000円の壁」と呼ばれる。
一方、ラーメンWalkerキッチンでは2020年11月17日から12月末まで第1弾店舗として出店している「麺や 七彩 feat.山崎雄介」にて取材日に提供されていたラーメンは「醤油ラーメン」なのだが、その提供価格は1200円。食券購入時に麺量が並・中・大と選択できるが、価格はすべて同一。そして、ひと口食べてみれば1000円超えも頷ける美味さなのだ。

「麺や 七彩」は東京・八丁堀に店舗を構えるラーメン店で「無化調」ラーメンにこだわっている。ラーメンWalkerキッチンにおける醤油ラーメンも当然ハイクオリティー。スープは鶏と魚介の絶品ダブルスープで、隠し味として鹿の骨から取ったスープも使われているとか。乗っているチャーシューは「バラ肉」「モモ肉」の2種。極細のメンマと丁寧に刻まれたねぎが味のアクセントとなっている。
食べ始めると無心になり、いつの間にかスープを飲み干してしまう。1000円オーバーでも納得の美味さだと筆者は強く思う。今後もラーメンWalkerキッチンでは、業界の未来を切り拓くためにチャレンジングな試みを続けていくという。現にオープニングウィークに登場した「MENSHO」は**「A5和牛醤油らぁめん」を2000円**、200杯限定で提供したというが、あっという間に完売したとのこと。
この**「美味さを磨き続ければいつかラーメン1000円の壁も打破できる」ということは、『らーめん才遊記』の中でも何度か触れられていて、奮闘するラーメンハゲたちの姿が描かれている**。

マスクマンまで登場!?
劇場型ラーメンが面白い!
美味いラーメンを出すのはもはや当然という世界になりつつあるラーメン業界。そのなかで異彩を放つのが「マスクマン店主」だ。ラーメンWalkerキッチンでは有名店の名物店主をブッキングして出店してもらったり、ほかの店舗とコラボしたりすることが基本だが、なんとラーメンWalkerキッチンにはまれに「マスクマン店主」が登場するという。前代未聞の新ギミック……と言いたいところだが、じつはこのマスクマン店主戦略(?)は『ラーメン発見伝』にて10年以上前に登場済なのだ!

まあ『ラーメン発見伝』のマスクマンの場合は、主人公・藤本が会社に複業のラーメン店主であることがバレないための仕掛けであったのだが、ラーメンWalkerキッチンの場合はちょっと趣が異なるようだ。
店主がこれまで作り上げてきたラーメンの情報が、提供されるラーメンの価値を決めるのは当然のことであるが、あえてマスクマンとして店主の素性を明かさないことで先入観を与えずに美味いラーメンを提供するという考えなのだろう。ライブハウス型ラーメン施設としてのラーメンWalkerキッチンにまさに効果的な演出と言えるだろう。
ちなみにこのマスクマン店主、じつはすでにリアル店舗にも登場している。その名も「覆麺 智」。覆面だからといって突飛なラーメンを作るのではなく「一条流 がんこ」の流れを汲んだ美味いラーメン、そこから派生したオリジナルなラーメンを提供している。
食べてから読むか!? 読んでから食べるか!?
ということで今回は、新規開店したラーメンWalkerキッチンについて、ラーメン漫画の定番作品とシンクロする事柄を「ピッコーン!」と発見してしまったため、思わず再びレコメンドしてしまった次第である。
寒い日が続く師走。お気に入りのラーメン店に駆け込んだら、まずはお得感No.1の**まんが王国**でたっぷりとラーメン漫画を楽しもう(前回のテイクアウト・ラーメン漫画特集もおすすめ)。そして食欲があふれ出したところで熱々のラーメンをすすりつつ、激動の2020年を駆け抜けていただきたい!
(提供:株式会社ビーグリー)
■関連サイト