
東京の最新ラーメン事情を網羅した「ラーメンWalker東京2027」が、本日8月18日(火)に発売した。
本誌は、お得な特典&限定麺企画をはじめ、話題店の中から選りすぐりの一杯を紹介する新店特集など、ラーメン好きにはたまらないコンテンツが満載の一冊。 さらに、人気YouTuberなどが本気で手掛ける「令和のガチプロデュース麺」の特集や、「ラーメン白書」特集では、ラーメン市場や消費動向、海外展開、体験型ツアー、SDGsの取り組みなど、さまざまなデータを用いた編集部の分析をお届けする。
そして本誌の目玉となるのが、人気企画「ラーメンWalkerグランプリ」の発表だ。日本ラーメン界のプロ集団・百麺人とラーメンWalker編集部が厳正なる審査を実施し、2026年を代表するラーメン店を金・銀・銅賞で表彰している。
今回は本誌の発売を記念し、特別企画をお届けする。毎年数々の受賞店を選出する同グランプリだが、その受賞店はどのようにして選ばれているのか。「ラーメンWalkerグランプリ2026」の受賞店選考の裏側である「協議録」を公開したい。
ラーメンのプロフェッショナルたちによるグランプリ審査での白熱した議論から、最新の東京ラーメンの現在地が見えてくる。

◼️ラーメン界のプロ集団「百麺人」とは
実力店の「殿堂入り」と新鋭の台頭。王道の継承と新しい風が吹く最新シーン
連続受賞の実力店、殿堂入りへ
近藤(編集部):それでは、今年のグランプリ選考協議に入りましょう。当アワード企画では、3年連続“金賞”獲得で殿堂入りするというルールを設けていますが、「Tokyo Style Noodle ほたて日和」、「中華そば 多賀野」などは、24年・25年の連続金賞受賞で王手をかけていますね。
山本(百麺人):どの店舗も殿堂入りにふさわしい活躍です。一方で今年新たに金賞となる店についても考えていきたいですね。
小林(百麺人):「麺屋 さくら井」はどうですか? 私は強く推したいです。移転後に伺いましたけど、前はキレの印象がありましたが、それよりも丸みとふくよかさが加わり、スープと麺の一体感がさらに増しています。常に味の探求を怠らない姿勢が素晴らしいです。
井手(百麺人):ほんとにそのとおりで、実にオトナな一杯に進化していますね。
や団中嶋(百麺人):ぼくも同感ですね。
井手:ラーメンの完成度は「Japanese Ramen 五感」は本当に高い。その点で「さくら井」と「五感」はすごく説得力があります。
井上(百麺人):そうですよね。味のところはしっかり評価したい。
井手:昨年が金賞初受賞の「奈つやの中華そば」はお店の過ごしやすさが本当に素晴らしいですよね。
山本:味はもちろんですが、ホスピタリティは群を抜いています。
や団中嶋:フレンチの技法を融合させた「ebimaru ramen」も独創的で素晴らしい。創作メニューへの挑戦も意欲的で、これからも楽しみな存在です。
実力店と新鋭の光る個性
ブライアン(百麺人):「らぁ麺や 嶋」はベースとなる味の確かさはもちろん、山椒や白醤油を取り入れた新しいアプローチなど、常に訪れる人を驚かせる工夫を怠りません。
井上:予約がすぐに埋まってしまうほどの圧倒的な人気も納得ですね。
井手:「手打麺祭 かめ囲」の進化も見逃せませんね。手打ち麺がフォーカスされますが、スープのじんわり感含めていい感じに肩の力が抜けてきていて、名店ならではの落ち着きが感じられるようになりました。
山本:店舗展開で多くの人に親しまれている「釜玉中華そば ナポレオン軒」のグループから、新たに登場した「ラーメン ねぎとん」の勢いも目覚ましい。新鮮なアプローチと圧倒的な満足感があり、今注目の1店ですね。
はんつ(百麺人):「ねぎとん」は素晴らしいです。今後への期待も膨らみますよね。
味噌は王道の継承と新しい風
近藤:味噌ラーメンの盛り上がりやバリエーションの豊かさも目立ちますね。
山本:味噌は本当におもしろいですね。札幌味噌の王道であり最高峰の系譜を継ぐ「三ん寅」の圧倒的な力強さがある一方で、スープの奥行きやバランスが実に洗練された「味噌っ子 ふっく」のような店もあります。
井上:そこに加えて、 「味噌らーめん屋 ちょりん」のような現代的なトレンド感とキャッチーな旨味を備えた店や、揺るぎない人気を誇る「大島」などの存在もあります。
山本:昔ながらのイメージを超えて、味噌ラーメンというジャンル自体が非常に多彩でドラマチックになってきていますね。
ブライアン:「ふっく」は東京の味噌シーンを象徴するようなオリジナルのよさを感じます。
松本(百麺人/ラーメンWalkerプロデューサー):「三ん寅」や「ふっく」だけを見ても、それぞれの個性の違いや味噌ラーメンの奥深さを感じられますね。読者の方にも楽しんでほしい。
研ぎ澄まされる圧巻のクオリティ!新たな挑戦と個性が切り拓く東京の未来
磨かれる圧巻のクオリティ
近藤:新たに注目すべき店や、移転を経て注目の店などはどうでしょうか。
はんつ:印象的なのは「創作麺 ひとすじ」ですね。看板メニューである担々麺のスパイスとダシの重厚な引き立て合いも見事ですが、中華そばの完成度も素晴らしい。丁寧な仕事ぶりがそのままおいしさに繋がっていて、一目置くべき新星です。
井手:移転を経た「Bonito Noodle RAIK」の進化も目を見張るものがありますね! もともと実力のある店ですが、新しい環境になってスープのダシ感と麺のなじみがさらに高まり、ひと口食べた瞬間に「これはすごい」と思わせる説得力がありました。
や団中嶋:「麺家 龍 ~Ryo~」の仕上がりは圧巻です。今の都内の横浜家系ラーメンのなかでもトップクラスのおいしさだと思っています。スープの深いコクと醤油の切れ味、全体のバランスが極めて高いレベル。
小林:「麺家 龍」を筆頭に、「らーめん 飛粋 蒲田本店」や「豚骨 蒼翔」といった店も含めて、今東京の家系シーンは非常にハイレベルで洗練されてきていますね。
はんつ:煮干しでは「NIBOSHIMANIA」の勢いと完成度はすごいですね。
山本:「NIBOSHIMANIA」はファンの熱量も高いですよね。平日の午前中から長蛇の列ができるほどで、ファンの心をつかんで離さない魅力があります。
これからの東京ラーメンシーン
近藤:新店やこれからのラーメン界への期待についてお聞かせください。
や団中嶋:豚骨の勢いもおもしろいですね。
山本:ここ数年の新店の流れを見ると、清湯や淡麗系が中心だったところから、少しずつ「豚骨」へと振り戻しが起きてきて、シーン全体で豚骨が再注目されている印象があります。
井手:「豚骨ラーメン 開王」の登場も話題になりました。麺もオリジナリティがありますし。
小林:オープン直後から強い存在感を放っていますね。
はんつ:ほか新店で言えば、「松尾製麦」や「RAMEN 紫苑」といった若手・新鋭たちのポテンシャルは計り知れません。丁寧なダシの引き方やこだわりの麺など、当初から高い完成度を誇っています。
山本: 東京のラーメンシーンの素晴らしさは、歴史を重ねてきた老舗や名店が進化を続ける一方で、全く新しい感性を持った新鋭が次々と登場し、お互いに刺激し合っているところにあります。
松本:伝統の継承、味の深化、そして新しいジャンルへの挑戦。店主たちの情熱がある限り、東京のラーメンはまだまだおもしろくなりそうですね。
近藤:今年度も熱い議論をありがとうございました!
白熱の選考の裏側はいかがだっただろうか。 審査員たちの熱い言葉から、今の東京ラーメンシーンの圧倒的なレベルの高さと、多様な広がりを感じていただけたはず。
3年連続の金賞獲得で「殿堂入り」の偉業を成し遂げたのはどのお店なのか。 そして、激戦の東京ラーメンシーンを勝ち抜き、今年新たに金賞に輝いたのはどの名店なのか。協議録で名前が挙がっていた注目店が、最終的にどのような評価を受けたのかも気になるところ。
「ラーメンWalkerグランプリ2026」のすべての結果と受賞店の詳細は、ぜひ「ラーメンWalker東京2027」本誌でチェックしてほしい。 東京ラーメンの“今”と“未来”が詰まった珠玉の一冊とともに、極上の一杯を満喫していただきたい。
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