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厳選された素材、尽きることのない味の追求が詰まった一杯 麺や 而今(大阪府・大東市)前編【大阪の麺スタグラマーによる「ラーメンの時間ですよ」】第7回

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 はいはーい、ラーメンの時間ですよ♪

 今回ご紹介するのは、大阪府大東市にある『麺や 而今』さん。第1回で紹介した『麺匠 而今』さんは暖簾分け店で、こちらはその本店になります。

 (『麺匠 而今』さんのコラムはこちら

2011年1月11日にオープンした、行列の絶えぬ名店『麺や 而今』

 JR鴻池新田駅から徒歩約13分、閑静な住宅街にお店はあります。交通アクセスが良いとはいえないこの立地ながら、たくさんのお客さんがひっきりなしに訪れるお店。

 その理由を解き明かす為、川口祐希店主(以下、ゆうき店主)に色々とお話し頂きました。

店主の川口祐希さん

 まずは、ゆうき店主の経歴から。

 16歳の時に高校に通いながらチェーン店のラーメン屋さんでアルバイトを始め、そのまま社員となって計7年間勤務。その傍ら、中国料理を学びたいということで高校卒業後には調理師学校にも在籍。

 その後、当時の店長である丸山さん(現在は『丸山製麺所』の店主)と『麺心 氣ばりぃ屋』(現在は閉店)を立ち上げました。1年半ほどで閉店してしまったそうですが、丸山さんにはラーメンのことだけでなくいろんなことを学ばせてもらったそう。

 当時よく言われたのが「(簡単に)無理と言わない」ということ。「簡単に諦めるのではなく、どうしたらできるのかを考えなさい」と。これは今も意識するようにしているとのことで、これが常なる成長の礎になっているんでしょうね。

 その後、お母さんの経営する『麺や 而今』に入社し、現在に至るわけです。

 入社当時から人気店であったにもかかわらず、妥協することなく自分の納得する味を追求し、メニューを一新。3年ほど前からは無化調(化学調味料不使用)スープに。

 「化学調味料の入ったスープを否定している訳ではなく、入っているからこその美味しさもある。ただ、素材本来の美味しさを感じながら安心して食べて頂きたいと考えていたら無化調に辿り着いた」そう。

 それだけではなく、1年半ほど前には、更なるこだわりとして製麺機まで導入。

手前が製麺機、奥に見える白いのは大型冷凍庫。以前はテーブル席だった場所

 製麺機と、後に説明する煮干し保管用の大型冷凍庫を狭い店内に設置するにあたり、テーブル席を全て撤去。それでなくても人気のお店なのに、席数を大幅に減らすと余計に回転が悪くなるのは目に見えている。それでも決断したのは、「もっと美味しいラーメンを追求したい」という純粋な気持ちから。

店内の様子

 ゆうき店主と話をしていると、ラーメン作りを楽しんでいることがすごく伝わってきます。

 長くなりましたが、ここでそのこだわりのラーメンの一部をご紹介。

 まずは定番メニューの『芳醇醤油鶏そば』。

 名前の通り芳醇でまろやかな味わいのスープに、小麦の風味香る低加水のストレート麺が最高! 柚子が効いたつくねもまた美味しくて、箸休めにもピッタリです。

『芳醇醤油鶏そば』900円

 次に紹介するのは、大好きな『生一本黒豆』。

 和歌山の醤油蔵で作られる、丹波黒豆100%の醤油『生一本黒豆』のみをカエシに使用した逸品。

 動物系スープに生一本黒豆醤油のキリッとしたコクと香り、食べる度に衝撃が走る美味しさです。

『生一本黒豆』930円

 実は『麺や 而今』さん、別の屋号での特別営業も行なわれており、ゆうき店主のこだわりの凄さがより伝わってきますが、そちらは後編にてご紹介させていただきます。 ということで、次回に続く……。

<店舗データ>
【店名】麺や 而今
【住所】大阪府大東市灰塚6-7-9
【営業時間】
平日 11:00~14:00、18:00~21:00(月曜は昼のみ)
土日祝 11:00~14:00、18:00~20:00
*木曜〜土曜の夜は『麺処 ゆうき』としても営業

【定休日】月曜の夜、火曜
【最寄り駅】
JR学研都市線(片町線)「鴻池新田」駅から徒歩約13分

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくはお店の公式ツイッターをご確認ください。

<ライタープロフィール>

 だいち Daichi

 大阪府在住。年間300食以上を食べ歩くラーメンインスタグラマー。普段はバイク移動をしており、美味しいラーメンを求めて気の向くままにラーメン店巡り。仕事柄出張が多いことから、Instagramには全国のラーメンをポストしている。

 本人Instagram @ramentimes
 Twitter @elground7s

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