かなり前の話。
十条駅の南口から線路脇を赤羽方向に歩いていたら突然現れた看板「煮干そば 流。」。
「あれ、新しいラーメン屋だな……」
打ち合わせまで30分ほど余裕があったので、店に突入。入って左手にすぐ券売機。
「煮干そばか……、これにしよう」
券売機の後ろが製麺スペースになっていて、麺作りの真っ最中だった。
L字のカウンターは6~7人席だったかな。
数分で登場したのがご覧のもの、「あっさり煮干ラーメン+味玉」。
いかにもラーメンといった美しい絵姿。スープをすするとほんのり煮干の風味。煮干と謳いながらも、いたずらに突出させない塩梅がいい。醤油のキリッとしたスープで、あっさりといってもややオイリー、よっていつまでも熱々、若干塩気が立っている。
中太のややウェーブ麺のモチっとした歯触り、喉越しもいい、でもあと30秒ぐらい茹でたほうがシックリくるような。
バーナーで炙った焼豚は2枚、ボリュームもそこそこで美味しいね。
また十条に用があるときは、「つけそば」にトライしよう。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。
〈店舗データ〉
【住所】東京都北区上十条1–13–2 電話03–6454–3983
【休日】火曜日
【アクセス】埼京線「十条駅」南口から徒歩1分
小野員裕 Kazuhiro Ono (大衆料理研究家)
17歳からカレーの食べ歩きをスタート。以降、大衆料理研究家として早い時期からジャンルを問わず各メディアで情報発信。著書「魂のラーメン(プレジデント社)」はラーメンファンのみならず食に関わる多くの評論家やブロガーにも多大な影響を与えた。現在も1日1軒は食べ歩きの日々。
百麺人(https://ramen.walkerplus.com/hyakumenjin/)
本人ブログ https://onochan.jp/
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