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隠れ家的な名店からリニューアルした老舗まで 小金井のラーメン街道特集<後編> 〜小金井街道編〜【ZATSUのオスス麺 in 武蔵野・多摩】第84回

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 ラーメンフリークの間では、ラーメン店が建ち並ぶ街道を「ラーメン街道」と呼ぶことがあります。

 小金井にはJR中央線・武蔵小金井駅を間にし、西に「新小金井街道」、東に「小金井街道」と2つの街道が通っています。

 その2つの街道沿いにあるオススメのお店を、2週に渡って紹介する今回の企画。

 1週目は、かつて武蔵野・多摩地区を代表する「ラーメン街道」であった「新小金井街道」を紹介しました。

 2週目の今回は、武蔵小金井駅周辺を中心に賑わいを見せ、現在は「新小金井街道」以上にラーメン店がひしめき合う「小金井街道」沿いのオススメのお店を紹介します。

【ラーメン たがわ!】

 昨年8月にオープンしたばかりの新店「ラーメン たがわ!」。

 「ラーメンショップ」を思わすような外観で、気軽に入れる親しみやすい雰囲気。

「ラーメン」

 青い丼に入った重すぎない豚骨醤油ラーメンはラーメンショップのそれを思わすものですが、口に含んでみると全くの別物。

 スープやチャーシューも丁寧に作り込まれ、馴染みやすさと味わい深さを兼ね備えた、他では食べることの出来ないオリジナリティある一杯!

「油そば」

 夜限定で提供される「油そば」は、油そばとしては珍しい細麺を使用。

 ゴマ油の芳ばしさに背脂のコクやブラックペッパーの刺激などをバランス良く合わせ、ガッツリした食べ応えのあるボリューム感!

【ななふく】

 2012年5月にオープンし、来年で10周年を迎える「ななふく」。

 小金井街道沿いでありながら、入口が通りに面していないビルにあるので、知らないと気づかないような隠れ家的な存在となっています。

「らーめん」

 鶏を主軸に魚介やホタテなどを使用し、低温でじっくり煮出した清湯系スープ。

 あっさりした飲み口ながらも旨味をしっかり感じられる、クリアながらも味わい深さのある一杯!

【中華そば 獅子亭】

 閉店してしまった久米川の「麺専門店 れお」で店長をやっていた方が独立し、2018年9月にオープンした「中華そば 獅子亭」。

 「れお」時代にメインとなっていた鶏白湯ラーメンを封印し、「あご(トビウオ)出汁」を使ったラーメンを提供して人気となっているお店。

「あごだし中華そば」

 「あごだし中華そば」は、あごの風味がふんわり香るじんわりとした出汁に、軽い甘味としっかりした旨味を持った醤油ダレがバランス良く合わさった「和」を感じる優しくも香り高さを楽しめる一杯!

【豊潤亭】

 東京でも人気のある新潟のご当地ラーメン「燕三条らーめん」の人気店である新潟の「らーめん潤」の支店として、2016年11月にオープンした「豊潤亭」。

 今年5周年を迎え、ますます行列の出来る人気店となっています!

「中華そば」

 看板メニューである「中華そば」は、力強い煮干しスープに旨味たっぷりの背脂をたっぷり浮かべ、自家製の極太麺を合わせた特徴的な一杯!

 背脂の量がお好みで選べる“脂好き”には堪らないラーメンで、この背脂は脂っこ過ぎずに旨味やコクが増すので、「標準」を試した後は是非「大油」や「鬼油」を!!

「キムチらーめん」

 私のイチオシは「キムチらーめん」!

 ベースは背脂煮干しで変わりませんが、注文毎に調理する熱々の豚キムチがトッピングされ、他には無い芳ばしさや旨味と辛味が加味されて最高のマッチングを見せてくれます!

「まぜそば」

 汁なしタイプの「まぜそば」は、特徴的な極太麺の味わいを最も楽しめる一杯!

 見た目は「台湾まぜそば」的な雰囲気ですが、それとは全く違った旨味や風味で楽しませてくれます!

【麺 鶴亀屋】

 熊本ラーメンの超人気店「桂花」出身の「ひごもんず」の姉妹店として、2003年にオープンした「麺 鶴亀屋」。

 台湾ラーメンを軸にアレンジを加えたオリジナルのラーメンを楽しむ事ができ、夜は居酒屋としてお酒やおつまみを楽しむお客さんも多いお店。

「台湾ラーメン」

 「台湾ラーメン」は、ドッシリとした動物系出汁のコクのある味わいをしっかりと感じ取れる厚みのあるスープ。

 見た目の赤さほど辛さはキツくなく、じんわり辛味が広がっていくような食べやすいバランスに仕上げた旨辛ラーメン!

「台湾つけめん」

 「台湾つけめん」は、台湾ミンチによって味噌のような濃厚な旨味と甘味が強く感じられます。

 赤々とした見た目とは裏腹に、辛味は軽くヒリヒリっとする程度に抑えられ、ニンニクの風味やコロコロした背脂のコクとこってり感も楽しめる病みつきになる一杯!

【江川亭 小金井本店】

 「ホープ軒」の流れを汲み、1979年に創業した背脂チャッチャ系の老舗人気店で、多摩地区を中心にチェーン展開する「江川亭」の本店。

 店名の由来は、「昭和の怪物」の異名を持つ元巨人のピッチャー・江川卓さんの大ファンであったことから名付けたという有名な話があります。

 長きに渡り東八道路沿いで営業していましたが、2017年8月7日に移転し、小金井街道と東八道路が交差する前原交番前交差点近くでリニューアルオープンしました。

「中華麺」

 「中華麺」は、ライトながらも軽く乳化して旨味を強く感じる豚骨醤油味のスープで、表面に細かな背脂がたっぷり振りかけられた背脂チャッチャ系の王道をいく味わい!

 「うまい」とか「まずい」ではなく、これが「江川亭の味」と言った感じの安定した味わいを楽しめる!

「つけ麺」

「油麺」

 「江川亭」らしいこってり感やニンニク感をそのままに、濃口に仕上げたつけ汁とシコシコした食感の麺を楽しめる「つけ麺」や、シンプルに麺の味わいを楽しめる濃い味の「油麺」も人気!


 一時期は衰退したかように見えた街道沿いのラーメン店ですが、以前とは違った形で再び盛り上がりを見せ始めています。

 「あっさり」から「こってり」や「旨辛」まで、豊かなバリエーションのラーメン店が建ち並ぶ「小金井街道」のラーメンを是非食べ歩いてみてください!

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくは各店舗にご確認ください。

ZATSU

2006年に開設したブログ「ZATSUのラーメン」の管理人。武蔵野・多摩地区を中心にしたラーメン食べ歩きを始めて15年以上。現在は年間400〜500杯程度を食べ、新店コレクターでありながらも老舗店やリピートするお店も多数あり。チェーン店からファミレス、カップ麺までも愛する真性の「ラーメン好き」で、基本的に何でも美味しく食べられる幸せ者。「自分の好みのラーメンを見つけて欲しい」と言う思いをモットーに色々なラーメンを紹介していきます。

本人ブログ(https://zatsu-ke.blog.jp/

本人Twitter @zatsu_ke

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