今回のオスス麺は、間借り営業という形ながら11月にオープンするなりあっという間に行列のできる人気店となった、JR立川駅南口から徒歩5分ほどの所にある「鴨だしらーめん 鴨福」。

ご主人は元々ラーメン好きで、漠然と「いつかラーメン屋をやってみたいな」と思っていた中、テレビで大和麺学校の存在を知って受講した事をきっかけに、本格的にラーメン屋の開業を目指す事になりました。

京王線・京王八王子駅近くにあった最初のお店「麺処 鴨と軍鶏 〜kamo to syamo〜」

大和麺学校を卒業後は、八王子の名店「ほっこり中華そば もつけ」にて半年ほど勉強し、2017年2月16日に念願であったご自身のラーメン屋「麺処 鴨と軍鶏 ~kamo to syamo~」をオープン。

「鴨醤油」

合鴨に魚介を合わせた清湯系の醤油味スープに、自家製の平打ち細ストレートを合わせた「鴨醤油」。

「丸鶏軍鶏らーめん」+「こだわり味玉」

東京軍鶏のオスの丸鶏のみを使用したという清湯系のあっさり塩味スープに、自家製の中細麺を合わせた「丸鶏軍鶏らーめん」。

まさに「鴨」と「軍鶏」を堪能できるハイクオリティなラーメンを提供し、短期間で一気に人気店へと上り詰めました!

しかし、諸事情により突然の閉店。

2018年1月9日「鴨だしらーめん 鴨福」として復活

その後、半年ほどの充電期間を経て、同じ場所にて「鴨だしらーめん 鴨福」としてリニューアルオープンという形で復活されました。

「鴨だし醤油らーめん」

「鴨だし醤油らーめん」は、現在の「鴨福」で提供しているらーめんの前身とも言えるもので、この頃から鴨と醤油が調和したスープに特徴的な平打ち麺を楽しめる一杯を提供していました。

復活を待ち望んでいた「麺処 鴨と軍鶏」の頃からのファンはもちろん、新たなファンも獲得し、今度こそ人気店として愛されるお店になっていくかと思われていました。

しかしそんな矢先、今度は車で信号待ちしている際に後ろから追突される交通事故に遭って身体が思うように動かせなくなってしまい、閉店せざるを得ない状況に。

身体は勿論ですが精神的にもさすがに参ってしまい、もうラーメンの道は諦めようと思ったとの事。

それでも麺に携わりたいご主人は「小野式製麺機」と出会った事により、元々技術を持っていた旋盤を使用して製麺機の切り刃製作などをしていました。

精神的に前向きになっていくとまたラーメンを作りたいという意欲も湧いてきて、色々なラーメンを試作するように。

そして“間借り”という形で、また「ラーメンをやろう」と決意!

JR立川駅南口から徒歩7分のバーを“間借り”して再復活した「鴨だしらーめん 鴨福」

色々と試作を重ねた末、原点である鴨らーめんで再スタートする事を決め、以前と同じ「鴨福」の屋号を掲げ、立川にあるバー「星降る街角」の営業時間外であるランチタイムを間借りする形で今年11月8日にオープンしました。

「鴨醤油らーめん」

フラッグシップメニューである「鴨醤油らーめん」は、天然羅臼昆布の黒走と瀬戸内いりこの出汁に鴨肉をたっぷり加えたスープに、湯浅醤油を軸に5種類の醤油をブレンドした醤油ダレを合わせています。

麺は「ゆめちからrevolution」を主軸にブレンドしたという全粒粉入りの自家製平打ち麺を合わせ、鴨チャーシューや鴨ワンタンなどがトッピングされた上質な一杯!

無化調でありながらしっかりとした旨味があり、湯浅醤油をメインとした醤油の香りが鴨独特の濃厚な脂に乗って余韻が続く自慢のスープで、自家製の平打ち麺は最初はモチモチ感が楽しめ、時間が経つと濃口のスープを吸う事によって食感や味わいの変化も楽しめるものとなっています。

ただ、常に進化し続けているので、おそらく食べに行く度に変化があると思います。

間借り営業であることのメリットとデメリットを伺ってみたところ、間借りである事によって固定費や光熱費が抑えられ、その分を商品に原価がかけられるというメリットがある反面、店を使用できる時間が決まっている為に仕込みなどは別の場所でしなければならないので、運搬などの手間があるとの事。

実際にスープは、鍋で加熱した際の濃度のバラツキをなくす為に一杯ずつパックに入れて湯煎するという、一般的なラーメン屋には無いスタイルをとっています。

今後の展望を伺ってみると、

「間借りもメリットは多いですが、今後は間借りではなく自分の店舗を持ちたいと考えています。そして、今後も自分にとってもお客様にとっても最高の一杯を追求していくのみです!」

との言葉をいただきました。

センスと研究熱心さを兼ね備えたご主人が作る「鴨だしらーめん」は、鴨の旨味とその調和をとことん突き詰めた上質な味わいで、並んででも是非食べて貰いたいオススメのお店です!

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくはお店の公式ツイッター(https://twitter.com/noodle_lucky)をご確認ください。