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ラーメンWalker発!「未来を輝かせるラーメンストーリーズ」第13話

5月5日こどもの日Specialこどもらーめん教室! 超人気店『超純水採麺 天国屋』店主がラーメン作りを教えちゃう♪

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 ラーメンWalkerがテーマを決めて名店店主とともに新たなラーメンをお届けする企画。GWスペシャル第2弾として「子どもも安心で美味しく楽しめるラーメン」を開催(5月3日~5月5日)。さらに5月5日こどもの日は、ラーメンの未来を創る”こども”たちが、ラーメン作りの楽しさ、おもしろさを体験できる「こどもらーめん教室」を開催。教えてくれるのは期間中出店の『超純水採麺 天国屋』の佐々木昭一店主。こどもが安心して食べられるラーメンを目指して、これまでずっとラーメン作りに励んできた。店舗でのこどもらーめん教室も10年程前から回を重ね、今回初めてラーメンWalkerキッチンで開催することになった。こどもたちはもちろん、ママもパパも目を輝かせて佐々木店主の話を聞き、麺や具材の作り方を教わった通りにチャレンジ! 楽しいイベントの模様を、ラーメン好きの皆さまにお届け!

「小さな子どもでも安心安全で楽しめるラーメン」をコンセプトの超純水採麺 天国屋 佐々木店主

こどもたちに味を素直に食べてもらいたい

 佐々木さんは、若い頃、野球で痛めた腰にヘルニアの持病があり、何度も手術を繰り返していた。ある時、手術のために入院した病院で、心臓病の少年と出会う。その少年はラーメンが大好きで、「元気になったら、お兄ちゃんが作ったラーメンを食べてみたい」と約束をして、佐々木さんはラーメン業界に入った。しかし、少年は亡くなってしまう。その時から、こどものためのラーメン作りが始まった。

「こどもの舌を大切にしたいというのを目標に、ずっと精進してます。強烈な味じゃなくて、化学調味料を使わず、無添加のものを選んでいます。一番に、こどもたちが笑顔になれることを目標にしてます。皆さんついてきてください」

 挨拶から、佐々木さんの熱い思いが伝わってきて、こどもたちも興味津々。

ラーメンを始めたきっかけや、「こどものためにラーメンを作る」という思いを語る佐々木店主

スープってどうやって作るの?ラーメン作りをイチから教える!

「今日は、この醤油1本と、煮干し、昆布だけでスープ作ります。いつもは、いろいろ入れてタレを作るんですけど、醤油自体が美味しければ、これだけで十分。他に必要ないんですよ。今から、この醤油を皆さんに味見してもらいます」

醤油と白醤油を舐め比べ。「甘いのは使われている小麦の比率が多い醤油なんです」と佐々木さん

 醤油にもたくさんの種類があって、いろんなラーメン店の店主たちが、それぞれ醤油をブレンドして一番スープに合うようにバランスよく作られている。醤油の味そのものがわかるようにと、佐々木さんが声をかけながら味見をしてもらっていると、こどもたちの素直な感想があちこちからあがる。

「みんな、ちょっとずつ舐めてみてね」と佐々木さんの言葉に、「いつもの醤油だ!」「全然違うね」「甘いにおいがする」と、初めての体験に驚いたり、親子で話が弾む

「みんな煮干しって何種類くらいあると思う? みんながよく知ってるのがイワシの煮干しだよね。でも、アジとかタチウオもあるし、あとトビウオって知ってる? トビウオのことを別の名前でアゴって言うんだけど、顎じゃないよ(笑)」

 佐々木店主の大きな顎を指し、ユーモアも交えながら煮干の解説。

「煮干しはたくさんの種類があって、僕が知ってる限りだと17種類くらい。うちの店だと10種類使ったラーメンもあるんだよ。今日は、ブランドイワシの伊吹煮干しを使います。ちょっと手で触ってみて、よかったら食べてみてください」

「おいしい!」という声とともに、煮干をパクパク食べるこどもたち

「小さいのや、背中が白いの、黒いの、大きいの、いろいろあるよね。一番小さい煮干しは、こどもも骨まで食べやすいです。カルシウムが豊富で、お父さんもお母さんもこどもの頃は煮干し食べなさいって言われた人もいると思います。一気にたくさん食べると嫌いになっちゃう可能性もあるので、一日1個ずつ食べたほうがいいですね。自分の唾液を少し含めながら噛むと、旨味がすごく出てくるから試してみてください」

 次は、「スープつくるよー」と佐々木店主のかけ声で、こどもたちに手元の煮干を持ってきてもらい、寸胴に追加。「おいしくなーれ」と声をかけながら、こどもたちが次々と煮干を入れていく。「寸胴に入れたときに、においをかいでみて」と促されて、においをかぐこどもたち。

「いま、こどもたちに煮干を入れてもらいました。スープが完成すると煮干のにおいがバーッと上がってくるんで、そのときにまた、においをかいでもらいます」

みんなで煮干しを寸胴に入れて、においもチェック

「煮干の旨味に、同じ海の素材、昆布をいれます。だいたい煮干しに対して昆布1割くらい、100gだったら10g入れます。お湯から入れると一気に苦味がでちゃいますから、必ず水から入れてください。だいたい25分くらいで完成します。さあ、このにおいがどう変わるか、においのチェックね!」

入れたばかりの煮干と昆布の香りをかいでみる。「あまりにおいしないね」。25分後ににおいや色がどう変わるか楽しみ

麺をもみもみ、おいしくなーれ♪ 自分でもんで自分だけの麺をつくろう

 麺は、「地獄らーめん」でもお馴染みの中太麵を、みんなでもんで縮れ麺づくりを体験。

「手の付け根でやさしく押し付けるようにするだけで、簡単に縮れます。つぶすと平打ちにもなります。あんまり強すぎると切れちゃいます。もっと潰したいとか、断面をぼこぼこにしたい場合は、丸く押し込むといいですよ。みんなやってみる? よし!」

 こどもも大人も、佐々木店主の手つきを見てエアもみで練習したら、早速もんでみる!

「そのくらいで平気、いいよ~」「いいよ、うまい!だいたい15秒くらいもめば大丈夫。やりすぎるとちぎれちゃうから」

手つきを見せたり、佐々木店主のアドバイスでこどもたちも上手にできた! 「おいしくなーれ」の呪文も忘れずに♪

 麺が縮れることでスープが絡みやすくなる。麵とスープの一体感を味わえるのと、モチモチした食感を楽しめるわけだ。「どうしてもむの?」か、わかることでこどもたちも真剣さが増してくる。

おうちでもかんたんにできちゃう、ワンタン包みに挑戦!

 次は、ワンタンを巻き巻き! 具に使う、沖縄の金アグー豚のひき肉は、元J-NETWORKキックボクシングのチャンピオン木村さんが卸してくれた貴重なお肉。

ワンタンに使う沖縄の金アグー豚のひき肉

キックボクシングの元チャンピオン木村さんを、佐々木店主が拍手とともに紹介。『天国屋』のラーメンが大好きなご家族も一緒に

 金アグーのひき肉に、金アグーの脂を入れて、口どけをよくする。通常、スーパーで販売しているひき肉は、たいてい豚肉の脂分の多いところ。家で作るときは、あまりもみ過ぎると硬くなるので、軽く混ぜる程度で大丈夫とのこと。「生姜とか入れると風味もよくなるんですけど、今回は豚のよさを食べてもらいたいのでこのままで。白醤油と少し塩分をいれたタレを入れます。家では、250gのひき肉に対して50gくらいの醤油を入れれば、ちょうどいい旨味になります。試してみてください」と、佐々木さん。

金アグーの肉そのものを味わってもらうため、味付けは脂とタレだけ。「まず、手でもみこみます。ハンバーグみたいにコネコネしないで、味が合わさる程度。このほうが口の中でホワッとほどけます」

 餡ができたら、皮で包む。ワンタンの皮は、縦に巻くと切れてしまうので、横線のほうに逆らうように持って餡を軽くいれたら、半分に折る。テルテル坊主を作るみたいに、親指でぷにゅっと軽く潰して丸めて完成。「やさしく折り目を作ってあげると餡がはみ出ないですね。いろいろやり方があるんですけど、これが一番簡単にできるやり方です。肉汁がでて、食べやすいと思います」

餡をたくさん入れたり、ほどよく入れたり、ひとりひとりいろんなワンタンができあがる

 スープが炊きあがってきたら、「じゃあ、もう一回、厨房に入ってにおいをかいでみて」と佐々木店主が、ひとりひとりに声をかけながら3回目のスープチェック。「いいにおいする」「泡が立ってる」と、こどもたちの声に「すごい、いいにおいでしょう。色も変わったね。これで旨味がでてきてるんだよ」と佐々木店主。パパやママも「違いますね!」「しみるー!(笑)」と歓声が上がる。

小さな子にも「魚のにおいした?」とやさしく声がけ。寸胴の中から煮干しと昆布のいい香りが漂う

お楽しみのラーメン実食! 自分でつくった麺とワンタンはどんな味かな?

 スープや麺、具も、すべてができあがったら、待ちに待ったラーメン実食タイム。麺とワンタンをそれぞれのご家庭ごとに回収し、佐々木店主が仕上げていく。茹で上がった麺を見て、「お、みんな上手だよ! ワンタンも上手に包んでるね」

一家族ずつ、自分でもんだ麺とワンタンで、佐々木店主がラーメン作り開始!

「海苔食べる人ー!何枚食べたい?」とスタッフのお姉さんに、こどもたちは「2枚」「5枚」とほしい枚数を答えていく。『天国屋』店舗でも、お子様サービスとして海苔を好きなだけ提供している。

「ねえ、煮干の味するよ」「うん、煮干しいれたじゃん(笑)」「このワンタン、ぼくが作ったやつだ」「めちゃくちゃ肉大量!」

「おいしい~」「旨味がすごい!」「おいしすぎてしゃべれなくなってる(笑)」。ラーメンを食べて、みんな幸せな顔

 最後はみんなで記念撮影。

お土産を手に「おうちでおいしいラーメン作ります」という方も。みな楽しそうに話してくれた

「こどもに興味を持たせるのが一番いい。そうすると、うちに帰ってお父さんやお母さんと一緒にやるようになるんですよ。今度はこんなふうにもんでみるとかね」

 佐々木店主が話すこと、見せること、ひとつひとつを、みんな前のめりで受けとめていたのが感動的だった。「こどもたちがすごく喜んでくれた。あの笑顔が最高にうれしかったです」と、佐々木店主。こどもだけでなく、「煮干が全くダメだったけど、克服できました!」というお母さんがいたことも、うれしそうに話してくれた。

 今回の体験学習がきっかけで、こどもたちがラーメンに興味を持ってもらえたら。将来のラーメン、さらに食文化の発展のために、こどもたちの明るい未来のために、「こどもらーめん教室」は素晴らしい成果をもらたすだろう。佐々木店主、お疲れ様でした!

超純水採麺 天国屋
東京都町田市鶴間3-13-13
月・木・金11:00~15:00L.O. 火11:00〜14:45L.O. 土・日11:00~15:45L.O. 水曜休
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。臨時休業など、詳しくはお店の公式ツイッター(https://twitter.com/g9vegQu41Ny3lJu)をご確認ください。

ラーメンWalkerキッチン
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3-205
04-2968-7786
JR武蔵野線「東所沢」駅徒歩10分
https://ramen.walkerplus.com/kitchen/

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