世界がうなる奥深いスープ SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店(東京・新宿)

 不如帰が新宿御苑前に移転して、まもなく2年が経つ。

 2006年に幡ヶ谷で創業して以来、日本のラーメンシーンを牽引してきた不如帰。ラーメン評論家たちは誰もが不如帰の一杯を大絶賛。私も気に入っている。

 遂にはミシュランガイドも恋に落ち、2018年に一つ星の店として掲載している。ラーメン界での一つ星は『Japanese Soba Noodles 蔦』と『創作麺工房 鳴龍』に続き、3店目の偉業だ。

 不如帰のラーメンが放つ魅力とは?

 細部まで狂ったように突き詰めたスープに、極上の自家製麺。他では味わえないトッピングの数々。

 そして、ミシュランの注目を集めたのがトリュフオイル。ポルチーニ茸とインカベリーを添えてアクセントに。インカベリーは新宿御苑前に移転後、新しい顔として加わったもの。

 スープは3つの要素で構成されている。

 主に鶏ガラから旨味を抽出した鶏出汁。

 煮干しと昆布などから取った和出汁。

 そして三重県桑名市で獲れた高級蛤(ハマグリ)を使用した蛤出汁。

 蛤の香りが漂ってくる

 香りと旨味の素晴らしいバランス。これこそが御馳走だ。

 行列はとてつもなく長くなるので、営業開始の1時間前に到着して並ぶことをオススメする。

 不如帰はトロントやシンガポールなど、海外にも続々と進出中だ。

 現地で食べたことのある人はぜひ感想を聞かせてほしい!

 ※本記事は本人からの許諾を取り、以下の英語ブログに最新情報を加え日本語に翻訳したものです

 金色不如帰 (Hototogisu in Shinjuku,Tokyo)
 http://www.ramenadventures.com/2019/01/hototogisu-in-shinjuku.html

ブライアン・マクダクストン Brian Macduckston (ラーメンブロガー)

日本在住のラーメン大好きなアメリカ人。ラーメンを英語で発信するラーメンブログ「Ramen Adventures」は世界的な人気を獲得。2015年には書籍「最強アメリカ・ラーメン男 東京 極ウマ50店を食べる(K&Bパブリッシャーズ)」も刊行。現在はラーメン店の世界進出時のコンサル等も担当している。

百麺人(https://ramen.walkerplus.com/hyakumenjin/

本人ブログ http://www.ramenadventures.com/

この記事をシェアしよう

ラーメンWalkerの最新情報を購読しよう

この連載の記事

PAGE
TOP