

このラーメンを食べるために大阪に残った。
予約していた東京行きの新幹線を急遽キャンセルする。よくあることだ。

日曜の夕方、1時間ほどの大行列。有名店の証なのだから仕方がない。

全品800円。とてもシンプルだが、どれも個性的なメニュー名だ。
「らーめん 原点」はこの店の原点というべき、懐かしい味の醤油ラーメン。
「らーめん micro」は醤油本来の旨味・苦味・酸味・塩味を生かした、しっかり味の醤油ラーメン。
「らーめん macro」はアサリやシジミといった貝の旨味を閉じ込め、あっさりテイストに仕上げた淡口醤油ラーメン。

一番人気という「らーめん macro」も気になったが、やはりここは「らーめん 原点」をオーダーした。
この店「人類みな麺類」の名を一気に押し上げた一杯だ。原点に帰ろう。

カツオの風味が鼻腔をくすぐる、じんわりと深い味わいのスープ。
日本人がなぜこの味を「懐かしい」と称するのか、自分にも何となくわかる気がするのが不思議だ。

この厚切りでボリューミーな豚肉を見てくれ! 新幹線をキャンセルして本当に良かったと思える瞬間だ。
それにしても、大阪のラーメンは何でこんなにも美味しいのだろうか。東京と比べて店の数は少ないかもしれないが、どの店もすごく美味しい。この街が自分に合っているのかもしれない。

そして気になるのは残ったネギではなく、丼にも記されたこの店名だ。
「人類みな麺類(Human beings everybody noodles)」
この店の母体はUNCHI株式会社というところで、他にもいくつかラーメン店を経営している。なぜか変わったネーミングの店が多く、丁寧に英語も併記されているのが味わい深い。
例をあげよう。
「くそオヤジ最後のひとふり(The old man's best swing)」
「世界一暇なラーメン屋(The most deserted ramen bar in the world)」
「担担麺の掟を破る者(The soul of Japan)」
「ラーメン大戦争(The Ramen War)」
面白い。これが大阪のセンスなのだろうか。

最後にTips。
日本では予約をした新幹線に乗れなくても(乗らなくても)、当日中であれば自由席で振替をすることが可能だ。
ラーメンを食べるためだけに予定を変更する事が多い私にとって、このシステムはとても有難い。
今回も無事に東京に帰ることができた。
※本記事は本人からの許諾を取り、以下の英語ブログに最新情報を加え日本語に翻訳したものです
人類みな麺類 (Jinrui in Osaka)
http://www.ramenadventures.com/2019/03/jinrui-in-osaka.html