こんにちは! さーちゃんです。
突然ですが皆さんの「人生のターニングポイントとなった人」はどなたですか?
スランプ時にお世話になった人、変わるきっかけとなったアドバイスをくれた人、何も言わず側に居続けてくれた人……。
【一期一会】という言葉もありますが、そういう人に関しては未だに感謝で溢れているし、生涯忘れることはないでしょう。
さて、今回は夢追い人が多い街・高円寺。
関わるすべての人を愛し、すべての人から愛されている、太陽のようなイケ麺店主さんを取材してきました!
丸ノ内線の新高円寺駅から徒歩4分。地元の人で賑わう商店街沿いにある『じゃぐら 高円寺』さん。
2013年8月1日にオープンし、まもなく7周年。定番メニューの豚骨みそは、10時間ひたすら叩いて骨の髄を出したトロットロなスープが特徴的。
この濃厚さで、油は仕上げのオイルのみとは衝撃! コラーゲンたっぷりで女性にも大人気。
ラーメンはもちろん、おつまみメニューも豊富で、居酒屋さん感覚でアルコールと共に利用する方や若者グループなどの幅広い常連客をもつお店。
そんな繁盛店の店主を務めるのは千代田さん(46歳)。皆んなからは名前で英司さん! と親しまれています。
183cm×筋肉質×趣味が双子の可愛い子供たち☆ というどこまでも完璧なイケ麺店主さんですが、ラーメン屋さんになった経緯は特殊だそうで。
「俺、12年前からカラオケBOXを経営してて。付き合いがあった『じゃぐら 野方本店』の松本くんに暖簾分けって形で味噌ラーメンを教えてもらって、よし! ラーメンやろう! と決意したんだよね」
元々料理が好きなのと、有名ラーメン店主さんたちが飲み仲間や同級生だった事もあって、アドバイスをもらいながらとにかく知識をつけ試作を重ねた英司さん。
しかし変わった経緯だからこそ悩んだことも多かったとか。
「いわゆる修業とか経歴が俺にはないから、当時周りからはより一層厳しい目で見られてたなぁ。お前にラーメン作れんの? みたいな(笑)そういうレッテルがあったのと、応援してくれてる仲間に恥かかせたくないって想いで人一倍真剣にやってプロになろうと猛勉強したよ」
ゼロからすべてを作り上げてきた努力は計り知れない。たくさんの限定メニューもすべて英司さんが考え、形にしたもの。
そんな情熱的で真っ直ぐな人柄に惹かれ、今では様々なラーメン店主との繋がりができ、週末の夜は『じゃぐら 高円寺』が溜まり場になる事も多いそう。
今回は新作を取材したい、と話したら、
「おお! じゃあ定番と新作2杯作るか! あかねも腹減っただろ? さーちゃんの隣に座って一緒に食え!」と、急きょスタッフの女性と食べられることに(笑)
せっかくなので“あかねさん”にも取材してみた。
現在21歳の彼女は芸人になる夢を掲げ、今年2月に茨城県から上京。知り合いの紹介で『じゃぐら 高円寺』を知りアルバイトの面接を受けたところ、英司さんは即採用。
「じゃあ今夜からいける? と言われ、数時間後が初出勤でした!」と珍エピソード(笑)
あかねさんに店主の印象を聞くと、
「一番大きいのは“社長”のイメージがガラッと変わりました。会社員として働いていた時は社長と社員って絶対的な壁というか距離があって、まぁそれが当たり前だと思ってたんですけど。英司さんは部下というより家族として接してくれるのですごく尊敬してるし、出逢えて本当に良かったです!」
この取材中も『じゃぐら 高円寺』やカラオケBOXで働くたくさんのアルバイトの子たちが来店し、英司さんはすべて賄いとして無料でカレーなどを振る舞っていた。
一人ひとりとちゃんと目を合わせ、それぞれプライベート話を振っては笑わせていた英司さん。
私には本当の大家族のように見えて、たった数十分で英司さんの優しさ、偉大さ、そしてみんなから愛される理由を充分感じることができた。
さて! そんな愛に溢れるお店の新作メニューがこちら!
6月29日から販売開始。生姜は身体がポカポカになるだけでなく余計な熱を取る効果もあり、適正な体温に戻してくれるので熱中症対策にも◎。
また重いイメージの背脂も、余分な脂をしっかりと抜き丁寧に炊いたものなのでサッパリと食べられる。食欲低下しがちな夏にぜひ食べてほしい一杯!
別添えの『生姜バター』は生姜本来のフレーバーを存分に生かしたもので、またグッと味と香りが変わる。
麺の上にトッピングされた『特製醤油刻み生姜』はなんと卓上調味料としても置いてあり、好きな時に好きなだけ食べられる。これがもう美味しいのなんのって。
男性が好む印象のつけ麺ですが、この『背脂生姜味噌つけ麺』は女性にもオススメで、元々ある『背脂生姜味噌ラーメン』は仕事帰りの女性やマダムがペロっと食べて帰られるそう。
つけ麺の麺量の基本は並200gで、中300gまで無料で変更可能。ランチタイムはなんと大400gまで無料(!)という嬉しいサービスも。
「いつもありがとうございます。俺は“最後まで楽しんで&満足してもらう”が店のモットーで、これは商売すべてに共通することだと思ってます。これからも楽しいラーメン作っていきます!」
と、満面の笑みで読者へのメッセージをくれた英司さん。
出来たてのスープよりも熱い愛に触れた今回の取材。大切な人を大切にする、という当たり前なことがいかに重要で幸せか改めて感じられました。
そんな【高円寺のパパ】にあなたも会いに行ってみては?
じゃぐら 高円寺
東京都杉並区高円寺南2-21-7
03-3313-1253
営業時間:[月~木]11:30~16:00/18:00~21:30
[金]11:30~16:00/18:00~24:00
[土・日・祝]11:30~20:30
定休日:不定休
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくはお店の公式サイトをご確認ください。
華月 咲 Saki Kazuki
モデル・イベントコンパニオンとして活動する傍ら、週4ペースでラーメンを食べ歩くラーメン女子。要町にある『中華そば 六感堂』で看板娘として働いていたことも。特に細麺が好き。
本人Twitter @sachan_0109
Instagram @ramenxgirl
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