勝浦タンタンメンの“MASTERPIESE(傑作)”を食べてみないか? 麺屋 MASTERPIECE 勝浦本店(千葉県・勝浦市)
「勝浦タンタンメン」をご存知だろうか。
昭和30年頃に千葉の漁師町である勝浦市で生まれたご当地ラーメンで、地元の漁師が寒い海仕事の後、冷え切った身体を温めるピリ辛ラーメンとして定着したらしい。
基本的には醤油ベースのあっさりスープにたっぷりのラー油、豚挽き肉、ニンニク、そして大量のタマネギが特徴だ。
勝浦周辺にはこの「勝浦タンタンメン」を出している店が多数点在している。
元祖である「江ざわ」を始め、勝タンを出す店の多くではメニューがほぼこれオンリーなところが多いが、今回訪れた「麺屋 MASTERPIECE 勝浦本店」は違う。
鶏ガラ魚介の清湯醤油ラーメン、濃厚な豚骨ラーメン、味噌味のつけ麺など、実に多種多様なメニューがラインナップされていた。
多種多様なだけにどれか一つに絞るのはかなり悩ましかったが、どうせならとこの店オリジナルの一品をチョイスしてみた。
これがMASTERPIESEオリジナル「黒勝浦タンタンメン」だ。
こんもりとトッピングされた白髪ネギが何とも言えない良い香りを放っている。
濃密な豚骨スープに、黒色の源であるマー油とラー油を合わせた見事な味わい。
熱々のスープがタマネギをトロトロにし、辛さの中に堪らない甘みを感じることができる。
MASTERPIESE(傑作)という店名に偽りはなかった。
まぜそば、昔ながらの中華そば、かつおとんこつラーメン、背脂しょうゆラーメン、店内にはたくさんのメニューが貼られている。
毎日食べに来ても飽きることなく楽しめるだろう。実にいい店だった。
※本記事は本人からの許諾を取り、以下の英語ブログに最新情報を加え日本語に翻訳したものです
MASTERPIECE in Katsuura, Chiba
http://www.ramenadventures.com/2020/01/masterpiece-in-katsuura-chiba.html
ブライアン・マクダクストン Brian Macduckston (ラーメンブロガー)
日本在住のラーメン大好きなアメリカ人。ラーメンを英語で発信するラーメンブログ「Ramen Adventures」は世界的な人気を獲得。2015年には書籍「最強アメリカ・ラーメン男 東京 極ウマ50店を食べる(K&Bパブリッシャーズ)」も刊行。現在はラーメン店の世界進出時のコンサル等も担当している。
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