フレンチで30年修業した店主のラーメンにアメリカ人も感動 ラーメン ル・デッサン(静岡県・島田市)
今回は静岡だ。
『ラーメン ル・デッサン』はずっと来てみたかったお店の一つ。
有名な東京のミシュランシェフの二人から、とても美味しいお店があると教えてもらっていた。ラーメンフリークのクチコミの凄さは計り知れない。
通常であれば東京から静岡まで新幹線に乗って約1時間半、そこからローカル線に乗り換えて30分ほどだが、自分はオートバイで向かった。
実はこの時、ラーメンツアーと称して九州へと向かう途中だった。静岡県島田市にある『ラーメン ル・デッサン』は、この旅の門出にはもってこいの場所だ。その理由を説明しよう。
1) 立地条件:オートバイ以外で来るには中々大変な場所だ。
2) 営業時間:開店時間がとてつもなく早い朝の7時。日が沈む前に和歌山でテントを張りたいので、出発が早い私にはとても助かる。
3) あっさり清湯スープ:この先しばらくは濃厚な豚骨ラーメンを食べ続けるので、あっさりとしたラーメンはとても嬉しい。
店主の増田稔明さんは、箱根や東京などで30年間フレンチシェフとして活躍していたが、4年ほど前に故郷の静岡に戻ってこのお店をオープンしたそう。
なんて素晴らしいラインナップなんだ。
5種類のスープ、5種類のタレベース、数々のトッピング……。
主なメニューは、
『かもがら、とりがらだしのしょうゆラーメン』
『岩手ほろほろ鳥だしのしょうゆラーメン』
『函館ほたてだしのしょうゆラーメン』
『藤枝一黒しゃもだしのしょうゆラーメン』
『鶏ガラとかつお、にぼしの中華そば しょうゆ』
他にも塩や味噌、カレーやトマト味もあり、季節限定メニューもあった。早朝からなんて悩ませてくれるんだ!
入念な検討の結果、一番左のボタンである『かもがら、とりがらだしのしょうゆラーメン』をチョイスした。
しょうゆダレの味を引き立たせる濃密な鴨スープが堪らなく美味しい。
自分が知る限り最も麺線が整った、美しく素晴らしい一杯だった。
食べ終わって店を出てもまだ午前8時だ。さあ、西へと向かおう。
※本記事は本人からの許諾を取り、以下の英語ブログに最新情報を加え日本語に翻訳したものです
ラーメン ル・デッサン (Le Dessin in Shizuoka Prefecture)
http://www.ramenadventures.com/2020/06/le-dessin-in-shizuoka-prefecture.html
ブライアン・マクダクストン Brian Macduckston (ラーメンブロガー)
日本在住のラーメン大好きなアメリカ人。ラーメンを英語で発信するラーメンブログ「Ramen Adventures」は世界的な人気を獲得。2015年には書籍「最強アメリカ・ラーメン男 東京 極ウマ50店を食べる(K&Bパブリッシャーズ)」も刊行。現在はラーメン店の世界進出時のコンサル等も担当している。
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