笑顔あふれる人気ラーメン店「ムタヒロ」各店舗の味をご紹介! (東京/国分寺ほか)【ZATSUのオスス麺 in 武蔵野・多摩】第7回

2020年04月20日 12時00分更新

 麦わら帽子がトレードマーク! 明るく楽しい雰囲気で「また来たい」と思わせてくれるお店、それが今回ご紹介する「ムタヒロ」。

記念すべき1号店「中華そば ムタヒロ」

 「凪」や「我武者羅」といった名店出身のムタさんと、親友のヒロさんの二人で立ち上げたムタヒロ。

 国分寺駅南口から程近い路地裏にある1号店。

 開店当初は、店員さんが厨房から出る時にカウンターの下を潜らないと出られないような狭い空間でスタートしましたが、その狭さを活かしたお客さんとの近い距離感で、親しみのある雰囲気作りや確かな味わいのラーメンを提供する事でたちまち人気店となり、今では国分寺を中心に店舗数を増やし、大阪や海外にも店舗展開する人気店へと大きく成長しました。

 現在、武蔵野・多摩地区には「中華そば ムタヒロ@国分寺」「鶏そば ムタヒロ@国分寺」「味噌中華そば ムタヒロ@西国分寺」「肉中華そば ムタヒロ@国立」「ラーメン ブタヒロ@国分寺」「中華そば ムタヒロ 拝島駅店@拝島」の6つの直営店があり、店舗によって違う味をメインに提供していますが、拝島駅店に関してはその垣根を越えたバリエーション豊富で色々な味を楽しむことができます。

 どの店舗に行っても外観や内装がポップで親しみやすく、笑顔になれる空間が作り上げられていています。

 他にもお子様ラーメンが無料という家族連れに優しいサービスがあったり、丼の底に「当たり」が書いてあったらお得な特典満載のVIPステッカーが貰えるなどワクワクな楽しみがあったり、今回の新型コロナウイルス感染拡大防止策においてはテイクアウトメニューをいち早く提供するなど、お客さん目線な営業をしていて、社名である「グレートスマイル」が嘘偽り無きものである事がうかがえます。
 

2019年11月オープンの最新店「中華そば ムタヒロ 拝島駅店」

テイクアウトメニューの「煮干し油そば」+「味玉」950円

 テイクアウト商品も各店で違いを出す等の工夫があり、拝島駅店で提供されているテイクアウトの「煮干し油そば」は、煮干スープと背脂が融合したような濃厚かつ円やかな旨味があり、ムチムチモチモチな平打ち麺が合わさった一杯で、お店で食べるのと遜色無い美味しさ!
 

国分寺駅南口近くの1号店「中華そば ムタヒロ」

オープン当初の看板メニュー「ワハハ煮干しそば」

 本店である「中華そば ムタヒロ」のメインは、「煮干しそば」。

 現在はオープン当初に出していたものからリニューアルしましたが、煮干しを主とした方向性やムタヒロらしさは変わっていません。プルンとした口当たりのモチモチ太麺を活かした背脂煮干しラーメンで、伊吹いりこを主とした煮干し感を存分に楽しめ、背脂のコクとまろみによって凄く食べやすく仕上げられたバランスの取れた最上級の一杯!

 色々な味が楽しめるムタヒロですが、個人的にはやっぱりこの「煮干しそば」が一番好きです♪
 

国分寺駅北口近くの2号店「鶏そば ムタヒロ」

「特製塩鶏そば」1000円

 2号店である「鶏そば ムタヒロ」の人気メニューは「塩鶏そば(画像は特製)」。

 キラキラ輝く鶏油が浮かぶ、見た目にも綺麗なラーメンで、一口目から鶏!! って感じに鶏の旨味を遺憾なく楽しむ事ができます。

 凄く上質だけど変に気取らずに、何処か懐かしさみたいなものも感じられる親しみやすさも持ち合わせた優しい味わいで、老若男女問わず楽しめる一杯♪
 

西国分寺駅の駅前にある「味噌中華そば ムタヒロ」

一番人気の「特製味噌中華そば」1030円

 味噌をメインにした西国分寺の「味噌中華そば ムタヒロ」の人気メニューは、「特製味噌中華そば」。

 鶏や豚等の動物系に煮干しを合わせたスープは、こってり感がありながらもあっさりしているような不思議な感覚を持ち、味噌の風味を立たせたオンリーワンな味わいの一杯!
 

国立駅南口から徒歩5分「肉中華そば ムタヒロ」

肉が満載の「こくにぼ特製中華そば」1050円

 「こくにぼ特製中華そば」は見るからに濃厚そうな灰色のスープで、力強い煮干しの味と風味がありながらもイタズラに濃厚過ぎず、深いコクがあるバランスの取れた円やかな味わいで、ムタヒロの中でも特に特徴的な一杯!
 

国分寺駅南口から徒歩2分、黄色い看板が目印の「ラーメン ブタヒロ」

 最後にご紹介するのは、「ラーメン ブタヒロ」。

 ガッツリ系ラーメンをメインとして2017年より営業しているお店ですが、2019年11月に「まぜそば」をメインとして営業していた3号店「まぜまぜ ムタヒロ」と統合し、ガッツリ系とまぜそばが二枚看板のお店となりました。
 

ムタヒロ版の超ガッツリ系!「ブタメン 並」780円

 トッピングの量を選ぶ事ができる「ブタメン(画像はヤサイアブラマシマシ)」は、野菜や背脂がたっぷりのったガッツリ系!

 豚肉のまったりとした旨味がたっぷり染み出た甘味のあるまろやかなスープと、背脂のコクが合わさった、濃厚こってりながらも食べやすいバランスのラーメンで、トロトロに柔らかなチャーシューも絶品!

 卓上のニンニクを入れれば、ガツンとしたパンチがあるジャンクに変化した味も楽しめます。
 

まぜればまぜるほど美味しくなる「まぜまぜ」800円

 「まぜまぜ」は、一般的に「まぜそば」と呼ばれるスープの無いラーメン。

 煮干しの味と風味がガツンと主張した甘味と旨味たっぷりなタレに、フワフワした美味しい背脂が合わさって、麺の美味しさを引き立ててくれます。

 トッピングにはチャーシューではなく甘味のある豚バラスライスを使った、まぜそばとしての一体感があるボリュームのある一杯!
 

 そんな様々なお店を展開するムタヒロですが、最近では元「演劇集団キャラメルボックス」の製作総指揮だった加藤昌史さんが広報室長に就任された事でも話題にもなりました。

(写真左から)新たに広報室長となった加藤昌史さん、代表取締役・牟田伸吾さん、専務取締役・新井博道さん

 加藤さんとは「ラーメンWalker」でも度々お世話になり、同じ「天下一品」好きとして個人的にも親しくさせていただきました。

 近年不幸が重なり、その天下一品すら食べきる事ができなくなった中、ムタヒロだけは食べられ、ムタヒロで命を繋ぐ事ができたという話を直接伺っていました。

 そんな加藤さんが4月1日付けでムタヒロの広報室長になられたという発表があった時、「エイプリルフールだから?」と一瞬脳裏をよぎりましたが、これまでの経緯や加藤さんが得意とする分野と考えると合点がいきました。

 これから新たな道を歩んでいく加藤さんを、ムタヒロ共々応援していきたいです♪
 

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、各店舗の営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくはお店の公式Twitterをご確認ください。

ZATSU

2006年に開設したブログ「ZATSUのラーメン」の管理人。武蔵野・多摩地区を中心にしたラーメン食べ歩きを始めて15年以上。現在は年間400〜500杯程度を食べ、新店コレクターでありながらも老舗店やリピートするお店も多数あり。チェーン店からファミレス、カップ麺までも愛する真性の「ラーメン好き」で、基本的に何でも美味しく食べられる幸せ者。「自分の好みのラーメンを見つけて欲しい」と言う思いをモットーに色々なラーメンを紹介していきます。

本人ブログ(http://blog.livedoor.jp/zatsu_ke/

本人Twitter @zatsu_ke

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