超話題の新店はもちろん、エスニックやガッツリ系も! 今、柴崎駅周辺のラーメン店が熱い!【ZATSUのオスス麺 in 武蔵野・多摩】第112回

2022年11月28日 12時00分更新

 調布市菊野台にある京王線の柴崎駅は、国領駅とつつじヶ丘駅に挟まれていて、この二つの駅と比べると知名度は低くローカルな印象があり決して大きな駅ではありませんが、駅周辺の雰囲気はどこか居心地の良さを感じるもので、駅の規模の割にラーメン屋さんが実に充実しています!

 「ラーメンWalker東京2023」の表紙も飾り今年一番の新店とも言われる名高さがある「手打麺祭 かめ囲」のオープンによって注目度がグッと上がったこの駅ですが、実は他にも名店や実力店が揃っています!

 今回は、その柴崎駅周辺のオススメのお店を紹介します。

【中華そば みのや】

京王線「柴崎」駅北口から徒歩2分

 国分寺駅北口にて「めん房 みやでら」という店名で創業した人気店で、2003年に新橋へ移転した後、2012年1月23日に柴崎駅前に移転オープンし、そこから今年で10周年を迎えました。

 人気投票によってカップ麺になった事もある実力店で、現在は地元の方に愛される柴崎駅前に根付いたお店となっています。

「塩らーめん」+「味玉子」

 一番人気の「塩らーめん」。

 煮干しを贅沢に使った濁りのあるスープは、鰹節・鯖節・昆布に薬味の野菜をバランス良く合わせた和風なもので、優しくも力強さのある少し懐かしさも感じるような魚介の風味を楽しめる奥深い味わい。

 昨今の流行りであるインパクト型の煮干しラーメンではなく、バランスが良く老若男女問わず美味しく頂ける塩らーめんです!

【らーめんHAGGY】

京王線「柴崎」駅北口から徒歩2分

 「AFURI」や「らーめん蓮」などの名店で修業を積み、2010年3月15日に鳴り物入りでオープしたこのお店も創業12年となり、いつの間にか柴崎駅周辺を代表する古株のお店となりました。

 オープン当初は「らーめん」と「つけ麺」のオーソドックスなメニュー構成でしたが、日々進化し続けて豊富なラインナップとなり、現在はエスニックなラーメンが看板メニューとなっています。

「チリトマ(パクチー少なめ)」

 大人気の「チリトマ」は、鶏と魚介出汁のスープにトマトや辛味を加えたもの。ヒリヒリした辛味と強めに効かせた柚子の強めな酸味にトマトの旨味が合わさった絶妙なバランスの一杯で、女性人気も高いラーメン!

 卓上のタブレットで注文し、「パクチー少なめ」などの好みの調整から会計までタブレットで済ませることが出来る斬新なスタイルにも注目!

【らーめん どんぐり】

京王線「柴崎」駅南口から徒歩1分

 長崎県は佐世保発の人気店「らーめん砦」プロデュースの元で2018年12月19日にオープンしたお店で、2022年6月10日にそこから200mほど東に行った駅前に移転オープンしました。

「二代目鯖そば」

 基本のラーメンは「二代目鯖そば」一本のみ!

 根菜類のブイヨンと焼き鯖をまるごと使用したという塩味のスープは、鯖の芳ばしい風味をふわりと感じさせつつもクセを感じさせない仕上がりで奥深いコクが感じられ、鯖煮かと思わせるような鶏チャーシューも印象的。

 別売りの「からい」で味変したり、「ダンクライス」で雑炊として〆るなどの楽しみもあります。

 美味しいラーメンと女性店主の心温まる優しい接客で、お腹も気持ちもホッコリ出来ます。

【油そば専門店 ぶらぶら 柴崎店】

京王線「柴崎」駅北口から徒歩2分

 横浜に本社を置く「株式会社 高関食品」のブランドで、東京と神奈川などに10店舗以上を構える「ぶらぶら」のFC店として2022年2月6日にオープンしたお店。

 立ち飲み屋「まいど」の2Fという不利な立地ですが、その「まいど」の経営となっているので1Fの立ち飲み屋さんでも注文が可能となっています。

「油そば」

 節系の風味が香るまったりとした濃厚感のある醤油ダレに、モチモチの太麺が合わさった油そば。オーソドックスなタイプですが、充実した卓上調味料で自分好みの味にカスタマイズする事が出来ます。

 ポットには鶏スープも用意されているのでラーメンとして食べる事も出来、一杯で何役もこなすような楽しさに加え、特盛りまで同料金というリーズナブルさもあって高い満足感があります!

【ラーメン 悔いなし】

京王線「柴崎」駅南口から徒歩3分

 数ある二郎インスパイア系の中でも屈指の人気を誇る「用心棒」出身の方が独立し、2022年10月4日にオープンさせたお店。

「ラーメン(ニンニク少なめ・ヤサイアブラマシ」

 二郎系の中でもかなり乳化度が高めで、「豚骨醤油スープ」としてのクオリティーの高さがあるまったりとした濃厚感を楽しめるスープに、ツルモチ食感でギザギザした特徴的な切り口の極太麺が合わさった、パンチとまろみを併せ持ったガッツリ系な一杯!

 「まぜそば」や「中辛」なども人気で、何度も通って色々と試したくなるお店です。

【手打麺祭 かめ囲】

京王線「柴崎」駅北口から徒歩4分

 都内でも屈指の人気店である「煮干しつけ麺 宮元」で6年間修業し、宮元で二毛作営業という形で月に数回「手打中華蕎麦 亀庵」の屋号で営業されていた方が独立し、6月24日にオープンさせたお店。オープン初日から半年近く経った現在に至るまで行列の絶えない超人気店!!

 さすが今年の新店No.1とも言われるだけのことはありますが、実際に食べに行ってみると、その人気っぷりに合点がいきます。

「特製手打中華蕎麦 醤油」

 一番人気の「特製手打中華蕎麦」。

 小田原の「湘南どり」と鹿児島の「黒さつま鶏」をメインに数種の地鶏・鴨・豚・魚介を使用したというスープは、奥深いコクと旨味を持ち、優しい甘味と香り立ちの良い醤油が合わさった和風な味わい。

 そしてスープの味わいもさることながら、特筆すべきは屋号にも掲げられている自家製の手打ち麺!

 予め打っておいた麺帯を注文毎に切り出して茹でるという、まさに「出来立ての麺」で、うどん粉「麺祭」を主体に薄力粉「かめ特上」や胚芽などをブレンドし、加水率58%という超多加水麺となっていて、モッチモチな食感に豊かな風味と味わいが楽しめます!

 トッピングのひとつひとつにもこだわりが感じられ、一杯の中でコース料理を楽しんでいるかのような錯覚を抱いてしまうくらい、終始驚きと感動を与えてもらえるラーメンです!


 あっさり系・二郎インスパイア系・エスニック系・油そば・最先端の一杯まで色々なラーメンが楽しめる柴崎駅周辺は、隠れた激戦区とも言えるようなラーメン好きには堪らないオススメのエリアです!

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくは各店舗にご確認ください。

ZATSU

2006年に開設したブログ「ZATSUのラーメン」の管理人。武蔵野・多摩地区を中心にしたラーメン食べ歩きを始めて15年以上。現在は年間400〜500杯程度を食べ、新店コレクターでありながらも老舗店やリピートするお店も多数あり。チェーン店からファミレス、カップ麺までも愛する真性の「ラーメン好き」で、基本的に何でも美味しく食べられる幸せ者。「自分の好みのラーメンを見つけて欲しい」と言う思いをモットーに色々なラーメンを紹介していきます。

本人ブログ(https://zatsu-ke.blog.jp/

本人Twitter @zatsu_ke

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