2月の本コラムは【名店揃いの府中市特集】と題し、クラシカルなものから最先端の味まで多種多様なラーメン店が混在するラーメン好きにとっては堪らないエリアの「府中市」にあるオススメのラーメン店を、「新店」「淡麗系」「ガッツリ&濃厚系」「老舗店」とカテゴリー別にピックアップして、4週に渡って紹介させていただいております。
2週目の今回は「淡麗系」。
鶏水系や煮干し系などの流行に流されるだけではなく、それぞれのお店が独自の色を出しているのが府中市の「淡麗系」の面白さ!
【中華そば 心】
府中にある割烹「三松」の新業態で、「東池袋大勝軒」出身の方が店長を務めるお店として2019年12月1日にオープンした「中華そば 心」。
「中華そば」は、優しい味わいがじんわりとふくよかに感じられる出汁感に、濃口な醤油の味が合わさった純和風な一杯で、麺線が綺麗に整えられたビジュアル面でも目を惹く一品!
他にも、白醤油を使用したやわらかな味わいで、ほんのり甘味を感じる「白中華そば」も人気!
【中華そば とんび】
2005年9月のオープンのお店で、リニューアルを重ねながら時代のニーズに合わせたラーメンを提供している「中華そば とんび」。
「醤油そば」は、魚介と国産鶏から旨味を抽出したスープに、弓削田醤油の「生揚醤油」をメインに全国選りすぐりの銘醤油五種をブレンドしたカエシを合わせたもので、醤油の深い味わいを活かして出汁と見事に調和させた一杯!
そして、「とんび」の代名詞とも言える七輪で炙られた「油揚げ」のトッピングも健在!
他にも、インド・韓国・中国・日本の唐辛子を自家調合した特製辛粉を使用し、激辛好きにも一目置かれている「辛そば」も人気!
【中華そば たま河】
2019年12月23日に府中市場内でオープン。市場という場所柄、早朝から美味しいラーメンが食べられる「中華そば たま河」。
鶏や豚などの動物系清湯と魚介清湯を合わせた感じのダブルスープで、優しい味わいながらも出汁感がしっかりとした、醤油味の「中華そば」。
出汁・タレ・油分とが絶妙なバランスで合わさったスープに、喜多方ラーメンの麺を思わすような三河屋製麺の平打ち中太縮れがベストマッチ!
市場ならではの早朝営業にピッタリな「魚だし朝ラーメン」も、あっさり仕立てで人気となっています!
【中華そば ひびき】
一般的な「淡麗系」という括りとはちょっと違うかもしれませんが、2010年7月17日のオープン以来、王道を行く清湯系中華そばのお店として安定した人気を誇る「中華そば ひびき」。
「特製ひびき」は、丸鶏と魚介を合わせた無化調の醤油味。
節系のフワッとした香りの中から鶏の味わいがじんわりと感じられる和風で優しく甘味のあるスープに、全粒粉入りの中細麺を合わせた丁寧に作られた一杯!
ホロホロとほぐれるような柔らかさのチャーシューも絶品!
【麺屋 もろ】
先ほど紹介した府中の人気店「中華そば とんび」出身の方が独立し、2017年12月1日にオープンさせた「麺屋 もろ」。
「塩ラーメン」は、煮干しや節系などの魚介系をメインにしながらも魚介一辺倒ではなく、鶏などの動物系のコクも加味された分厚い出汁感があり、さらに塩ダレが出汁の旨味を引き立てているような絶品スープで、麺は心地良い口当たりと弾力を楽しめる平打ちの中太縮れがベストマッチ!
ムック本「ラーメンWalker東京 2022」にはこの「塩ラーメン」の半額クーポンが付いているので、これを使うとなんと380円で「麺屋 もろ」の絶品ラーメンが食べられます!!
あっさりとした見た目ながら決して“淡白”ではなく、「出汁の旨味や風味」「カエシの味わいや風味」など特徴となる部分を濃厚に感じさせてグッと惹きつける味わいに仕上げた「淡麗系」ラーメンをぜひ堪能してください!
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策により、営業日・営業時間・営業形態などが変更になる場合があります。詳しくは各店舗にご確認ください。
ZATSU
2006年に開設したブログ「ZATSUのラーメン」の管理人。武蔵野・多摩地区を中心にしたラーメン食べ歩きを始めて15年以上。現在は年間400〜500杯程度を食べ、新店コレクターでありながらも老舗店やリピートするお店も多数あり。チェーン店からファミレス、カップ麺までも愛する真性の「ラーメン好き」で、基本的に何でも美味しく食べられる幸せ者。「自分の好みのラーメンを見つけて欲しい」と言う思いをモットーに色々なラーメンを紹介していきます。
本人ブログ(https://zatsu-ke.blog.jp/)
本人Twitter @zatsu_ke
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